つぁひ→た~く→らずぴぃのおへや

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そのさん ~かれっじ ぱーと1~

カナダでは、一般的に短大の事をcollege、4年生の大学の事をuniversityと言います。

私はカレッジに入学し、大学に編入し、卒業しました。だからと言うわけではありませんが、やっぱり勉強嫌いの私は通常4年かかるところを5年、ESLも入れると6年かけて卒業してます。やっぱり長いですよねぇ…ま、言い訳はしません。なんてったって勉強嫌いなんですから(笑)。

さて、ESLを本格的にはじめたのはいいのですが、私が受講したコースは、大学入学の準備コースだったので、ノートの取り方、テキストの活用術、ディスカッションの仕方、エッセイの書き方等、実際授業で必要不可欠なものを身に付けていくものでした。なんと言ってもリスニングは得意でした。音楽のせいなのか、頭をそれほど使わなくていいからなのか(笑)は定かではありませんでしたが… 一番苦手だったのはリーディング。英語を大量に読むのは本当に苦痛でした。でも、読まなきゃいけない。私にとっては拷問でしたね。後はディスカッション。「あなたはどう思う?」と言う質問の答えがなかなか見つからず、結局たいしたことはいえずじまいになってしまうことが多かったですね。エッセイは高校までにみっちりやらされていた文法のおかげで、何とかごまかしながら(笑)切り抜けましたかね。高校ではあんなに苦手だったのに(なんたって5段階の3以上とったことありませんでしたから)、結構頭には残っているもんです。感謝、感謝。

ESLでひーこら言っている間、もうひとつ考えなくてはいけなかったのが音楽学部に入るための練習です。もちろんオーディションと筆記試験がありますから、その勉強をしなければいけないわけです。

音楽の事では書きませんでしたが、実はカナダに行く直前に、ピアノの先生に何回かレッスンしていただいたのです。この方は2番目の先生のお友達でした。高校に入ってからは、3番目のピアノの先生が遠いところに住んでいらっしゃって、私も部活が忙しくなってしまった事もあってあまりピアノを弾く機会がありませんでした。でも、音楽を勉強しにカナダへ行くから、せめて少しくらいはレッスンで形にした方がいいかなぁ、と思って受けたレッスンだったのです。
ところが、あまりの酷さに先生はあきれて、「中学生の方が上手に弾ける」などと言い出し、悔し泣きをした私を見て、「こんな事で泣いてるようじゃ、カナダに行ってもやって行けない」等と言われてしまいました。まーねぇ、確かに無謀っちゃ無謀ですよ。もともとピアニストになるつもりでいたわけじゃなかったとはいえ。でも、その当時私は物凄いショックを受けて、もう絶対ピアノなんか弾かない!! と心に決めたのでした。

さてさて、そんな事があったので、専攻をどうするか考えた時、残るはあとひとつ、声楽のみ。高校のボイトレの先生にも歌に進むよう勧められたので、ESLを受けている間に頑張って歌でオーディションを受けよう、と決心したのでございました。で、レッスンを受け始めました。先生は日本人の旦那様を持つ台湾の方で、バンクーバーで初めて地元の東洋人オペラ歌手として舞台に立った方だそうです。かなりのお歳な方だったので、当然日本語はぺらぺらでしたが、私は英語で勉強をしに来ているのだから、という事で日本語は一言もしゃべりませんでした。

そんなこんなでESLを秋と春の2セメスター(秋は9月から12月、春は1月から4月)で終わらせる事になり、春セメスターの期末あたりでオーディションを受けました。
高校の時にアルトに配属されてから、何の迷いもなくアルトを歌っていましたが、オーディションのその場でいきなりソプラノバージョンで歌わされ、結果的にはアルトではなくソプラノの歌うたいとしてめでたく合格しました。
しか~し! 楽典を理解していたのに、英語で理解していなかったため、夏休みの間にお勉強しといてね~と20ページほどの宿題を渡されたのでした。・・・とほほ


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