NY帰り、はみだし社員の英語お勉強日記

NY帰り、はみだし社員の英語お勉強日記

第2文型 その1


この文型は昨日の第1文型に比べて10倍以上(私の主観)重要な文
型です。なぜならこの文型はちょっと味付けと応用が可能な文型なの
ですが、一見簡単に分かった様な気がしてしまい、あやふやな理解の
まま進んでしまうと、後になって応用編がどうしても理解できなくなるか
らです。それでは本質的な理解を目指して、早速その基礎の場合から
勉強していきましょう。
 第2文型とは、S(主語)+V(動詞)+C(補語)という形です。
 第1文型になかったC(補語)が新しく出てきましたね。
 ここで重要なのは、その関係です。第2文型では必ず S=C または
S ≒Cの関係が成り立ちます。

S=C関係で、最も典型的なのがいわゆるBe動詞です。
I am a college student(私は大学生です)
Those are my sister's notebooks.(それらは私の妹のノートです)
 どんな文でも、S = C すなわち、I(私)=student(学生), those
(それら) = notebooks(ノート) という関係が成り立ちます。

 上記のようにS(主語)が私、それら、などと簡単な場合だけなら良い
のですが、Sの部分が長くなることを言いたい場合があります。その場
合は It を仮の主語として文頭に置き、本当の主語(いいたい事)を to
や that の後に持ってくる形 it (仮主語) is ~+真主語 とします。

It is important to choose good friends.
(良い友達を選ぶことは大切である)
It is necessary that everyone should do his duty.
(だれもが義務を果たす事が必要だ)

 このようにSが長い場合でも、S(良い友達を選ぶこと) = C(大切)、
 S(誰もが義務を果たす事) = C(必要)という関係が必ず成り立ちます。

 第2文型は、上記の等号(=)関係が重要なのです。これがしっかり頭
に入っていれば、例えば以下の問題があったとしても答えられるのです。

 *例題:正しいものを選びなさい。
 1. He remained ( silent / silently / silence ) all the time.
 2. His excuse sounds ( strange / strangely / like strange )

 英語の中級者以上は、まあ「何となく」といった感覚でsilent や strange
を選んで正解になることがありますが、その途中の過程が問題なのです。
remain は「残る」かな?「残す」かな?良く分からないけど silent っぽい
から、それにしておこう、というのではいけません。これは第2文型の基本
中の基本にあたる主格補語の問題で、主語の説明をしているわけです。
つまり、S = C の関係が成り立つので、迷わず silent と strange となら
なければいけないのです。Be動詞を使った文、 he is silent に少し味付け
をした動詞 remain (依然として~のままである)を使っているだけであり、
silence (名詞)や silently(副詞)は絶対に選ばれません。なぜなら、

He = silent であって、he ≠silence であり、he ≠silently だからです。

このような知識がないと、ただ本を読んだり、聞いたセリフをなんとなく理解
することはできても、自分で正しい英文を言ったり、書いたりすることはでき
ません。自分で文を組み立ててアウトプットする際は、ごまかしが効かない
のです。

 上記をしっかり頭に入れた上で、明日以降に色々味付けをされた動詞
でS ≒C の場合を勉強していきましょう。

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: