海月の部屋

海月の部屋

アンドロイド


・・・うまく反応することがデキナイ

みんなが当たり前にやってる事がデキナイ
何と言ったらいいのか
どう動いたらいいのか ワカラナイ

人間そっくりのアンドロイド
経験が足りない
マニュアルがないと動けない

みんなと「会話」スル
話がハズマナイ
ドウシタライイカ ワカラナイ
所詮アンドロイド?

少しずつ覚えていくしかない
学習機能つきアンドロイド

みんなと「会話」している
・・・フツウに話せてる?
ワクワクする フシギな感じがする
「人間」に近づいた自分に驚く

みんなと「会話」スル

・・・うまく反応する事がデキナイ

この繰り返しで
アンドロイドは だんだん
「人間」になっていく





学生時代に書いたものシリーズ その2
この「アンドロイド」というのはもちろん私のことである。
これを書いた二十歳頃の自分自身。
今でもうまく反応できないことは多いけど、
あの頃に比べたらだいぶ「人間」になれたと思う。


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