つねづね・つれづれ

つねづね・つれづれ

2010.07.17
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カテゴリ: 映画やテレビ
「インセプション」を早速見てきました。
2時間半ぐらいの映画がぜんぜん長く感じないぐらい面白かった!
クリストファー・ノーランの真骨頂です。
彼の「メメント」も話が複雑で、よく考えないと分からなかったのだけど、今回も一筋縄では行かないというか、分かったようで実は分かってないかもしれないという不安はあるのですが…

インセプションちらし

映画のチラシには「彼らが成し遂げようとしているのは…この世に出ていない貴重な<アイディア>を、盗むこと。どうやって?…他人の頭の中に入って。」云々と書いてありましたが、そういう話ではありませんでした。

アイディアを盗むのは「エクストラクション」と呼ばれていて、「インセプション」はその反対。辞書を引いたら起源とか発端とかいう意味のようですが、盗むのではなく、アイディアを植え付けるほうでした。
そのアイディアを盗んだりする場というのが夢の中。といっても他人の頭の中に入るというよりは、集団で同じ夢を見る場をつくり、そこにターゲットを引き入れて操作するというやり口です。

レオナルド・デカプリオのチームが、難題もしくは不可能といわれるインセプションに挑む…という話に加えて、夢のそこここに現れる彼のパーソナルな問題が絡んできます。「インセプション」は彼のパーソナルな問題の「起源」が何だったのか、という意味もあるのでしょう。

チームのメンバーにはそれぞれ役割があって(よく覚えてない…)、「アーキテクト(?)」として呼ばれたのがエレン・ペイジ演じるアリアドネです。


「迷宮めぐり」というのはキリスト教会の中庭などにもあって、それをたどって中心まで行き、戻ってくるのは「死と再生」の意味があるとか、もっと現代的な意味では心の深層に入って戻ってくることだとか…ってなことをどこかで聞いたことがあります。それってこの映画まんまじゃん! インセプションをするために、どんどん夢の中の夢の中の夢…とどんどん下層に下りていく。で戻ってくるのは夢から覚めることでもあり、死から生還することでもあり…。

下層の夢に行くほど時間の流れが遅くなる(寝ていたのは一瞬でも夢の中では1日とか、ありますよね)というアイディアもうまく活かされていて、いいと思う。
現実(もしくは上階層の夢の中)で起きていることが今いる夢に影響するので、建物が崩壊したり、無重力状態になったりというのも面白い。

もう少し一生懸命考えれば、もっと何か気がきいたことが言えるかもしれないけど、ここで挫折しますた。支離滅裂でごめんなさい。

あ、チームのひとりイームズ(トム・ハーディ)が頼れるおにいさんという感じで格好よかった!

それに最後のところはまあ、どちらにもとれるような終わり方でした。個人的にはそこまでやらなくたっていいのにと。ものすごくひねくれた深読みを無理やりすれば、もしかしたらすべての黒幕はお義父さん?…なんてねー。
どこかで「マトリックス」はこうあるべきだった、みたいなレビューがあったようだけど、まあ、そうかもね。(と、なるべくネタばれにならないように言ってみる)


もっと理解を深めるために(たぶん勘違いもたくさんあると思う)、最低もう一回は見たいです。



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Last updated  2010.07.18 01:09:17
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