地球の重さに占める水の割合はわずか、0.03%ですが、その大部分は地球表面に存在します。
だから宇宙から地球を見ると、水におおわれた青い美しい星に見えるのですね。
その割合は約70%。

これは、人なんかの水分比率とにています。
とはいえ、人の表面に70%水があるわけでもないし、重さの割合でみると似てもにつかないで、タダの方便ですが。。

氷・水蒸気どれも化学の法則を破るようなことばかりです
水は他の同族の化合物から推定するとマイナス100℃で凍り、マイナス80℃で沸騰するはずです。物質は冷やされると密度が増し同じ体積なら重たくなる。
しかし氷は水に浮きます。水の物理的定数はどの状態を取っても異常であり、水は特別の存在であるといえます。

さらに地球上の自然温度範囲内で、固体・液体・気体として存在する物質は水だけです。
水は他の物質に比べて熱を吸収し蓄積する力が、並外れて大きく、そして地球上のどの物質よりも熱しにくく冷めにくい。
水は言ってみれば巨大なエネルギースポンジといえるのです。
その作用のお陰で本来、急激に温度変化するはずの地球上の環境をやさしく守り、あたかも赤ん坊にかけられた暖かい毛布のようにあらゆる生命を守ってくれているのです。

生物に起源は海ですね~。
動物の体液の塩濃度が約3.5%で海水の濃度に近いのは、生命が海から生まれて育った名残りと言われています。
海水も人の体液も、どちらもナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウムを含み、その組成がとても似ています。
また、哺乳類の胎児は母親の子宮の中で羊水に漬かって育ちますが、この羊水の成分も海水の成分と同じです。
つまり私たちは、陸から上がった後も、母親の海の中から生まれ、生まれた後も体の中に内なる海を持っているのです。
人間の成長過程は、人間の進化の過程をそのまま辿っていると聞きますが、海の中から生まれてきたことまで再現されているとは驚きです。
だから私たちは水を見たときに、母親の中の海、ひいては生き物の生まれた海を思い出して安らいだ気持ちになるのでしょう。

ちょっと懸念ですが。。
陸上の生命は、地球上の1%の淡水で育くまれています。
海を除いて私たちの身近にあり利用できる淡水は0.027%。日常的に使える水がごくわずかであることを私たちはよく認識しなければなりません。
今から100万年前、地球は氷河期に突入。この劇的な水循環の変化は、実はたった2℃の気温の変化が引き起こしたとされています。
現在の温暖化による気温の上昇は21世紀中に最大4~6℃という極めて大きな変化が予測されており、
こうした異常な気温の変化が地球の水循環をどう変えてしまうのか?想像することさえ恐ろしいと言うしかないのです。

なんだか、海をみたくなってきました。。


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