月影


この手の平に映る 焦がれた胸の中で ふくらむ想い

銀色の舞台に踊る命さえ あなたへの想いで
揺れて舞い上がって

夜空に走る雲のスピードで 駆け巡る鼓動が
切なく眠れない僕の 心の闇をまた まぶたに描く

雲間からのぞく青い月の光に あなたを重ねて

僕は両手を伸ばす

ああ この月に照らされ生まれ死に逝くまで
愛するあなたを求める夜を重ねて
いつの日か僕らが夢見た永遠を
信じてゆけるよ 巡りゆく月日の中で

運命と呼べる出逢いを映し出す 澄んだ闇の中

今 月が雲に陰っても 僕に注ぐ
限りなく澄んだ想いだけで
遠い空を越えて 海の波を誘い
走り出す心 もう止められはしない

ああ 巡りゆく月日が あなたの輝きを変えてしまっても
あなたを愛しく想う
僕の歌声があなたに届かなくても
月を見上げて永遠を歌い続ける

真実と言える 焦がれる胸だけが 命をつないでく

ここから見えたのは 少しだけ振り向いたあなたの横顔
風にかき消され 言えなかった言葉は
「ずっとずっと 遠くまであなたとふたりきり
幸せを探して 全ての夜を越えよう」

見えない道を行く 僕が染まらぬように
闇を照らしてくれる あなたとふたり
やがて明けてゆく 晴れた空の向こうに
確かな未来を 見つけてゆけるよ

何も見えなくて 何かをなくしても
信じてゆければ 全てを見つける

繰り返し焦がれてく心を 少し持て余して
見上げればいつもそこに 月が優しく光っている

ずっと ずっと・・・


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