太陽が沈む日


色をもう変えた あなたの 胸の中で消えてゆく

愛したよ 今は遠ざかる 8月の溶けた雲を見上げる あなたの瞳

例えば そう 見える物が 全て美しく 目に映っても
いつまでも満たされなくて 思いを紡いでく

過ごした月日の数だけ 汚れたことも見たけれど
揺れた日々が教えてくれた 思いをかかげて
恐れずに解き放ってく そんな世界をこの地球に
木漏れ日でさえ 心 震わせる 

傷ついた 高い 空の下で

このままでも生きてゆけると 目をそらす間に日は沈んでく

探したよ 消えないものと むきだしの銀河に浮かぶ星たちを
月でさえ 赤くかすんで 僕を見下ろしてる

あなたの言葉に出会った ずっと消えることはなくて
今は何も見えないけれど 何かをつかもうと
駆け巡る その道端に 咲き乱れる白い花を
あなたの空へ浮かべてゆけるなら  重ねてく 全ての出逢いに

思い出も これからも 消えてゆく ひびわれた
産まれない 産めないと この空の彼方で
冷えてゆく 片腕と その隣に掛けた
愚かさと ふたりで この空に変えた


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