月天心


ゆれる草木に彩られ 心のかげりを洗えた日

流れる汗にも気を止めず 太陽の下駆け抜ける
言葉をなくした詩人みたいに 見上げる黄昏 切なく高い

自由を求めて僕は走り出し 自由に縛られ いつの日か
釣り上げられた魚みたいに 地面の上を跳ね回る

時の流れに追いつけず いつしか僕は干からびた
朝焼けの月に 照らされて 見上げる空は 遠くて広い あの太陽に 僕は届くのかな

いつしか 夢が夢のまま 漂う日々は過ぎてゆき
汚れた心と体を僕は かかえてさまよう

月に泣く 月に泣く

冷めた足取り 届かないと あきらめた その行く先は何?
壊れたおもちゃのかけらを集める日々を 胸に抱いて

いつしか夢が夢のまま ただよう日々は過ぎてゆき
汚れた心と体を 僕は抱えてさまよう
あなたが照らし出すすべて 希望に変えて 羽ばたいて
いつしか夢が夢じゃなく 明日になる日を信じて

月に泣く 月に泣く

こんな僕を今でも 空は包んでくれるのかな


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