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The locus of the moon
あやかしの指輪(東京怪談)
アンティークショップ・レンにはいつものように不思議な品物が入荷して来た。
店主、碧摩・蓮は入荷した品物一つ一つをチェックしていた。
この店に入荷されるものはどれもこれも不思議なものばかり。
アンティークショップ・レンで普通の品というもを見かけた事が無い。
それは店主である蓮の趣向であり、それは店を訪れる人間にも受け入れられて来た。
今日も蓮が選びアンティークショップ・レンに縁あって運ばれて来た品物を見ていた所、店主の蓮が珍しく声を上げた。
「ほう」
蓮は一つの指輪を取り上げるとじっと見つめた。
その指輪は中央に翠の石が飾られたシルバーのリング。
かなり年期が入っているようで、シルバーの輝きはくすみ鈍く光を放っていた。
そのシルバーの部分に比べ中央の翠の石は妖しく光を放っていた。
まるでその石の中に誰かが閉じ込められている、そんな錯覚を起こしかねない人間の瞳と間違うような輝きだった。
蓮はその光を見ると
「これはまた、珍しいものが入って来たね。誰かをお待ちなのかねぇ。」
ふとそんな言葉を呟くとそれを聞いたかのように静かに店の扉が開いた。
平野菜月は蒼イオナに導かれアンティークショップ・レンの前へとやってきた。
蒼イオナの嗅覚は平野がいつも探している不思議な出来事を探し当ててくれるのに役立つ。蒼イオナの嗅覚はいつも正確なのだ。
「聖とも悪ともわからないけどたいそうな代物だわ」
と蒼イオナは平野へと語った。
「まああるべき場所に戻す事が私にできる救いかな、ここがそのあるべき場所なら私には関係ないけどね」
その蒼イオナの言葉に平野はいつものように淡々と話した。
「入ってみるの?」
蒼イオナの言葉に平野は頷くと、アンティークショップ・レンの扉を静かに開いた。
「いらっしゃい。何かをお探しかい?」
蓮は店のカウンターごしに平野へと話しかけた。平野は蓮の言葉に少し困ったような顔をすると
「まあ、探していると言えば探しているといえますが。」
そう言うと傍らの蒼イオナに向かい話しかけた。
「どれが探している物かわかるか?」
平野のその言葉に蒼イオナはすっと腕を上げ店主である蓮の傍にある翠の石が入った指輪をさした。
平野は蒼イオナの指先にある指輪を見ると蓮に向かい
「探しているものがありました。あなたの傍にある指輪です。」
そう言うと蓮の傍に近づきそっと指輪を持った。
「ああ、じゃああんたなんだね。この指輪が待っていたのは。」
蓮はそいう言うと平野に向かい少し笑ってみせた。
平野は蓮が笑った理由がわからず蒼イオナと顔を見合わせた。
そんな平野に蓮は
「ああ、そんな顔をさせるつもりじゃ無かったんだよ。ただこの指輪がここに来た経緯を考えるとあんたがこの指輪と出会ったのも納得できるのさ。」
平野は蓮の話を黙って聞いていたが、何故指輪が自分を待っていたのかが理解できなかった。
平野はその疑問を蓮にぶつけると蓮は
「とりあえず指輪をはめてごらんよ。そうすればわかるだろうよ。」
と平野へ向かって指輪をはめるようすすめた。
平野は蒼イオナの顔を見つめると蒼イオナは頷き
「はめてみたら?石に何かがいるようだけど、今はわからない。はめてみれば変化が見られるかも。」
平野はその言葉を聞くと意を決したように左手の中指に指輪をはめようとした。
「ああ、その指じゃだめだよ。」
平野が指輪をはめようとした瞬間、蓮からそんな言葉が出た。
そして蓮は平野に向かい
「左手の薬指にはめるんだよ。でないと何の変化も起こらないよ。」
そう言いながら不敵な笑みを浮かべた。
平野はその言葉を聞くと中指から薬指に指輪を付け替えたが、変化は無かった。
「薬指につけたけど何の変化も起きないじゃないですか。」
平野は蓮に向かい抗議の言葉を投げかけた。
すると蓮はめんどくさそうに平野に向かい手をひらひらと振ると
「ああ、せっかちな男だね。長い時間眠っていたんだ。起きるのにだって時間がかかるだろうよ。少しお待ち。」
平野はその言葉に納得できず蓮に向かい声を発しようとした時、指輪から翠色の光が放出されはじめた。
「うわ!何だ?!」
平野の驚きの声に蓮は笑いながら
「ほうら、ご覧。永い眠りについていたものは、起きるのが遅いものなのさ。」
翠色の光を見ながら蓮は平野へとそう言い放った。
指輪から翠色の光が数分放出されそれが収まり、平野がまぶしさから閉じていた目開くとそこには一人の少女が立っていた。
その少女は翠色の衣をまとい、翠色の瞳で平野を見つめた。
「はじめまして。起こしていただいてありがとうございます。」
少女は優しげな微笑みを浮かべると平野と蒼イオナへ微笑みかけた。
そして蒼イオナに向かい。
「お姉様。」
と言葉を発したのだ。平野は驚き蒼イオナを見つめた。
「お、お姉様?」
蒼イオナは平野から顔を背けると、言葉少なに
「まあ、そう言う事ね。」
と平野へ言ってみせた。翠色の少女は平野へ向かい
「お姉様のご主人様でいらっしゃるのですね。」
そう言うと翠の衣の裾を両手で持ち頭をたれると
「私はお姉様と同じ精霊でまえのご主人様からはjadeと呼ばれていました。」
平野はその言葉を聞くと少女に向かい
「jade?」
と聞き返した。少女は平野に向かい微笑むと
「ええ、日本語では翡翠という意味のようです。きっと私が翠色だからなのでしょうね。ご主人様は私を翡翠のようだと嬉しそうにおっしゃっていました。」
少女は前の主人を思い浮かべたのだろう。懐かしそうに平野へと言った。
「私が眠りについたのはご主人様が亡くなってからなのですが、私はどれくらい眠りについていたのでしょうか?」
jadeは平野へと問いかけた。すると平野は少女に向かい
「jadeさんが起きていた時代はいつ頃?ご主人は日本人だったの?」
そう質問を質問で返した。少女は少し考えると平野へ向かい答えた。
「私が起きていた時代は大正時代と呼ばれる時代です。ご主人様は呉服問屋のお嬢様で小百合様というお名前でした。ご主人様はとても西洋に興味を持たれていて、私がご主人様の所へ行ったのも、ご主人様のお父様が16歳の誕生日の贈り物にと言って西洋の品を扱うお店でご購入されたのがきっかけでした。」
jadeは懐かしそうに思い出しながら言葉を続けた。
「私のjadeと言う名前もご主人様が西洋の方から翡翠の英語読みを聞かれて、それでつけられた名前です。ご主人様は西洋のドレスがとてもお好きでした。でも・・・。」
そこまで言うとjadeは言葉を詰まらせた。平野が心配そうに
「どうかしたのかい?」
と声をかけるとjadeは少し涙ぐみながら
「いえ。ご主人様がお亡くなりになった日を思い出したのです。ご主人様は22歳でお亡くなりになったのです。ご病気で最後はとても苦しそうでした。でも私をずっと傍において下さって。ご主人様がお亡くなりになったあと私はお店に売られそしてずっと眠りについたのです。」
jadeは翠色の瞳から流れ出た涙を拭うと平野へ話した。
平野はその言葉を聞くと蒼イオナを見つめ
「どうしよう。」
と問いかけた。蒼イオナは平野に向かい
「好きにしたら?つれて帰ってもいいし、このまま店にいてもらってもいいし、菜月の好きにすればいいんだわ。」
と自分がこの店に導いてきたにも関わらず選択を平野に任せると言うのだ。
その様子を見ていた蓮はカウンターの椅子から立ち上がり平野へと近づいた。
「すでに聖霊を持っているのならこの指輪はうちで預かるよ。あんたの聖霊とは姉妹のようだけれど、一人で2つの聖霊を持つのは良く無いからねぇ。」
蓮はそう言うと平野の指から指輪を外すと自分の右手に握りしめた。
「この子のいるべき場所はあたしが探してやるよ。ここはこの子みたいな品物を求めてくる店だからねぇ。それにあんたに売るとしたら法外な値段を請求する事になるよ。払えるのかい?」
平野は蓮のその言葉を聞くと蓮に向かい
「jadeをよろしくお願いします。その子に合う持ち主を探してあげて下さい。」
そう言うと蓮に向かい深々と頭を下げた。蓮は平野のその態度に満足げに微笑むと
「悪いようにはしない。約束するよ。まあ、買ってもらえればあたしとしても嬉しかったけど、もう聖霊がいるんじゃ仕方が無いねぇ。」
そう言うと平野の肩を叩き
「またおいで。今度はあんたが買えるような品物があるかもしれないよ。」
そう言うと店の扉へ向かいそっと扉を開いた。
平野は開かれた扉を見つめると蒼イオナと顔を見合わせ扉へと向かった。
そして平野はアンティークショップ・レンを後にした。
店を出るなり平野は蒼イオナに向かい
「お前、知っててここに連れて来たんだろう。」
と睨みつけた。しかし蒼イオナはそっぽをむいて平野に
「何の事だかわからないわ。」
そう言うと鼻をクンクンと動かすと平野に向かい
「菜月、あっちに何かありそうだわ。」
と左の方を指差した。平野は話がごまかされた事に不満を感じながらも、蒼イオナの指す方向を見つめた。
「今度は同類を見つけるのじゃなく、違う出来事を見つけてくれよ。」
平野はそう言うと蒼イオナの指差す方向へと歩きはじめた。
「そんなの行ってみないとわからないわ。」
蒼イオナわクスクス笑いながら平野へと言ってみせた。
平野は仕方が無いなと言う顔をするとまた新しい不思議を目指し歩きはじめた。
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