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ymo7319

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2006年04月19日
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カテゴリ: 映画評・劇評
「さよなら、さよならハリウッド」以来久々のウディアレン作品である。
全作品網羅しているわけでは無いがウディアレン映画はかなり観ていると思う。
ウディ作品の全体的な傾向として(あくまでも私見であるが)「あたりハズレがある」と思われる。
ウディ節ともいえる独特の台詞回し、軽快なテンポ、多彩なキャスト、優しくかつシニカルに描かれる人間のおかし哀しい習性、等作品共通の個性は変わらないが何故か「あたりハズレ」があるのである(単に好き嫌いというものかも知れないが)。
で、今作はどちらかというとハズレ。
レストランで劇作家仲間が食事をしながら悲劇のほうが素晴らしい、いや喜劇に勝るものはない、といった演劇論を語っている。やがて、甲乙をつけるため同じシチュエーションで始まる物語をお互い悲劇的、喜劇的に描くとどうなるか、ということでメリンダという同じ名前の女性を主人公にした劇中劇がはじまる・・・といった話である。
その劇中劇がベタベタのストーリーで進行していくのがまず飽きる。ウディは「最近のハリウッド映画はみんな似たり寄ったりでつまらんのじゃ!!」という風刺のつもりで描いたのだろうがあまりにも薄っぺらでどの登場人物にも感情移入できないためダラダラした印象は否めない。
テーマはおそらく「人生とは悲喜交々。悲劇でもあり喜劇でもある。全ては本人の気の持ちよう」みたいなことが言いたいのだと思うがそれってフツーすぎね~かい?的不満が残る。
私の好きなウディ作品のトップ3は「世界中がアイラブユー」「誘惑のアフロディーテ」「さよなら、さよならハリウッド」であるが共通点として非現実的な「妄想」シーンがアクセントとして使われている点とウディ本人が出演している点が挙げられる。

観れないというほどではないが面白くはない。
血迷ったら半額セールのときにでもレンタルしてみるのもまたよし。
48点。


メリンダとメリンダ.jpg

ちなみにパッケージは別バージョン(ラダ・ミッチェルの顔アップ)もあり





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Last updated  2006年04月20日 03時11分19秒
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