月灯りの中庭へようこそ

月灯りの中庭へようこそ

遅い・親離れ

『遅い・親離れ』

哀しくも
親は我を 許しわせん
たったの一言で
壊れる関係ならば
いっそ しばらく
消えてしまおう

住処も変わる
電話のナンバーも…

私はそれを
親に教えたまわない

そこに行き着くまで
いろんな事があった
決して 親が嫌いなわけじゃない
ただ あまりにも
食い違ってしまって
掛け違えたボタンは 戻らない

私の中で
親離れ・子離れの
フレーズがリフレインする
私は私 親は親
物分りの悪い親なら
なおの事

好きよ?
でも 大嫌い
こんな事を書かすのは
誰のせい?

親の脅威から
私は逃れる

故郷には
もう 帰らないかも知れない
それでもいい
ただ 感傷には浸るけれど
自分で決めた道

もう 後戻りは
出来ない…






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