「共同通信杯を勝った後は、放牧に出さず自厩舎で調整していました。目標はこのレース一本だったので、仕上げに大きな苦労もなく、ここまではすこぶる順調にきています。馬体も一回り大きくなった印象で、成長していますよ。稽古でもリラックスして走っており、気持ちも乗ってきました。東京コースのマイルなら、持ち味を存分に発揮できるでしょう」と、スタッフの期待は大きい。１週前追い切りは４月30日に美浦南Ｃコースのニューポリトラック馬場で行われた。シビルウォー（古馬1600万下）を追走して先着。５ハロン66秒台をマーク、３ハロン37秒０、ラスト１ハロン12秒０の鋭さを見せて好調をアピールした。

▲　サンカルロ (２枠４番　　吉田騎手：差し　）

「前走（ニュージーランドＴ１着）は、この馬の瞬発力を存分に活かせましたね。左回りの東京コースなら、さらにレースはしやすいはず。今回も好レースが期待できそうです」と、陣営の信頼は一段と強くなった様子だ。１週前追い切りは美浦坂路で４月30日に行われたが、４ハロン54秒２、３ハロン36秒０、ラスト１ハロン11秒４をマークした。特に終いの伸びが目を引いて、馬体の充実も感じられた。東京コースは〔２・０・１・０〕と、抜群の相性を誇っている馬。前走重賞勝ちの勢いに乗って、大仕事を成し遂げることも可能だろう

〇　アイアンルック (３枠６番　　小牧騎手　：差し）

「前走の毎日杯（１着）は、こちらが期待した通りの非常に強い内容。あれなら、ここでも十分にやれると思います。直線の長い東京コースも歓迎で、輸送も気にならない馬です」と、厩舎サイドの期待は膨らむ。４月29日に行われた１週前追い切りは、栗東坂路で４ハロン52秒８、３ハロン38秒０、ラスト１ハロン12秒３をマーク。疲れもまったくない様子で、好調子キープのまま本番に臨めそうだ。

△　フィフスペトル (８枠１８番　　安藤騎手：追込み　）

「皐月賞（７着）は、前からバテてくる馬をさばくのに手間取ってしまいましたからね。少し脚を余した形になったかな。でも、幸い疲れはまったくなく、状態は良好です。距離短縮はプラスに働きそうですし、ここは改めて期待したいですね」と、陣営の意気込みが感じられる。５月１日の１週前追い切りでは、美浦坂路で４ハロン53秒２、３ハロン38秒８、ラスト１ハロン12秒４をマークした。全体の雰囲気はなかなか良く、好調子で出走できそうだ。

ラインブラッド (６枠１２番　　福永騎手：追込み　）

１週前追い切りは、４月29日に栗東坂路で行われた。４ハロン54秒９、３ハロン39秒４、ラスト１ハロン12秒３をマーク。軽快な動きで、目下の好調子を感じさせる内容だった。「前走（マーガレットＳ１着）は、本当に鋭い脚を見せてくれましたね。直線の長いコースも魅力ですし、このメンバーに入っても差はないでしょう」と、陣営の期待は膨らむ。相手は強化されるが、勢いを活かして上位を狙いたいところだ。

△　ワンカラット (４枠７番　　藤岡騎手：追込み　）

「桜花賞（４着）の疲れもなく、４月22日には時計を出せたほどです。１週前追い切りの動きもなかなか良かったし、体調面は申し分ありませんよ。牡馬が相手で楽なレースはできないと思いますが、1600ｍなら互角に戦えそうです」と、スタッフの信頼は厚い。４月29日に栗東坂路で行われた１週前追い切りでは、４ハロン53秒４、３ハロン39秒０、ラスト１ハロン12秒９を軽快なフットワークでマーク。馬体の張りも目立った。

最終判断は日曜日に決定

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