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「第45回 金鯱賞」私の予想
皐初夏の中京開催の中距離重賞として定着している金鯱賞。
2000年に宝塚記念の開催時期が6月下旬に移ったことで、
その前哨戦としての意味合いが強くなり、別定重量で戦えることもあり、
実績馬の参戦も多く、ハイレベルな一戦となることが多い。
過去10年の優勝馬の中から、2
004年のタップダンスシチーと昨年のエイシンデピュティが、
続く宝塚記念も優勝。
春のグランプリを占なううえでも重要なこのレースの傾向を、
過去10年のデータで分析してみよう。
単勝上位人気馬が優勢!
金鯱賞では、単勝3番人気以内に支持された馬が過去10年で9勝を挙げており、残る1頭も単勝4番人気で、単勝オッズが5.8倍という高い支持を受けていた(2003年タップダンスシチー)。2着馬も、昨年こそ単勝11番人気のマンハッタンスカイが食い込んだが、そのほかはすべて6番人気以内。基本的には上位人気馬優勢のレースと言えるだろう。
今年は、サクラメガワンダーが圧倒的1番人気
外枠が優勢!
枠番別成績をまとめてみると、「5~8枠」から8頭の勝ち馬を含む3着以内馬21頭がでているように、外枠のほうが優勢となっていた。
中京競馬場の芝2000mは、スタートしてから1コーナーまでが400mほどと長いために、枠順の内・外による有利・不利は感じられないようにも思えるが、このような結果が出ているのは興味深い。
人気になる馬が外枠に
サクラメガワンダー (8枠17番 福永騎手)1番人気 2.6倍
ベッラレイア (6枠11番 秋山騎手)3番人気 7.4倍
ヴィクトリー(8枠18番 北村騎手) 5番人気 12.1倍
アグネスアーク (8枠16番 藤田騎手)7番人気 17.4倍
GI 戦線を歩む馬に注目!
宝塚記念が金鯱賞の4週間後に開催されるようになった2000年以降、この重賞の注目度はかなり上昇。当然、GI 路線を歩む馬がここをステップレースに選ぶケースも多くなった。その2000年以降、この金鯱賞では、「5走前までに東京競馬場のGI 競走に出走していた馬」が、好成績を挙げているというデータが見つかった。特にここ5年間は、該当馬が毎年連対を果たしている。今年もそういった馬に注目してみるのも面白いかもしれない。
サクラメガワンダー 3走前 天皇賞(秋) 6着
アグネスアーク 2走前 天皇賞(秋) 2着--2007年
ベッラレイア 5走前 ヴィクトリアマイル 8着
データ分析(浅野靖典)
有力馬情報 13時30分現在オッズ(当日)
私の予想
◎ サクラメガワンダー (8枠17番 福永騎手)1番人気 2.6倍
〇 ベッラレイア (6枠11番 秋山騎手)2番人気 6.7倍
△ スマートギア (2枠3番 武 豊騎手)3番人気 7.0倍
△ ホワイトピルグリム(3枠6番 川田騎手)5番人気 12.5倍
件数 場名 レース 式別 馬組 金額
(1) 中京(土) 10R 3連単 03→06→11 100円
(2) 中京(土) 10R 3連単 03→06→17 100円
(3) 中京(土) 10R 3連単 03→11→06 100円
(4) 中京(土) 10R 3連単 03→11→17 100円
(5) 中京(土) 10R 3連単 03→17→06 100円
(6) 中京(土) 10R 3連単 03→17→11 100円
(7) 中京(土) 10R 3連単 11→03→06 100円
(8) 中京(土) 10R 3連単 11→03→17 100円
(9) 中京(土) 10R 3連単 11→06→03 100円
(10) 中京(土) 10R 3連単 11→06→17 100円
(11) 中京(土) 10R 3連単 11→17→03 100円
(12) 中京(土) 10R 3連単 11→17→06 100円
(13) 中京(土) 10R 3連単 17→03→06 200円
(14) 中京(土) 10R 3連単 17→03→11 200円
(15) 中京(土) 10R 3連単 17→06→03 200円
(16) 中京(土) 10R 3連単 17→06→11 200円
(17) 中京(土) 10R 3連単 17→11→03 200円
(18) 中京(土) 10R 3連単 17→11→06 200円
(19) 中京(土) 10R 3連複 03-06-11 300円
(20) 中京(土) 10R 3連複 03-06-17 300円
(21) 中京(土) 10R 3連複 03-11-17 300円
(22) 中京(土) 10R 3連複 06-11-17 300円
合計 3,600円
◎ サクラメガワンダー (8枠17番 福永騎手)1番人気 2.6倍
前走の京都記念(2着)は、馬体を併せる格好になって勝負根性の差が出てしまった格好。やはりこの馬は、切れの活きる馬場で、一気に突き抜ける形の方がいい。前走から3か月半ぶりのレースになるが、仕上がってさえいれば、休み明けでも力を出せるタイプ。2週前の14日には栗東CWコースで絶好の動きを見せ、20日の1週前追い切りでは、坂路で4ハロン51秒7の好時計を叩きだしている。今回は、走れる状況にあると見ていいだろう 。
〇 ベッラレイア (6枠11番 秋山騎手)3番人気 7.4倍
前走の福島牝馬Sは大雨の影響で田んぼのような馬場になり、この馬の瞬発力を全く生かせなかった。レースまでの過程と動きは、3歳春当時のハツラツとしたものが戻っていただけに、不良馬場が敗因なのは明らかだろう。幸いにして前走後のダメージもなく、13日には栗東坂路で4ハロン50秒6の好時計をマーク。20日の1週前追い切りは、同じく坂路で4ハロンから足慣らし程度の58秒4をマークしたが、動きは素軽いものだった。
インティライミ (2枠4番 佐藤騎手)6番人気 12.5倍
靭帯炎で昨秋の競馬を休養、春競馬へと備えていた。栗東トレーニング・センターに帰厩後の乗り出し開始は4月29日。さすがに追い出し当初は、この馬らしい迫力のある走りが見られなかったが、ゴールデンウィークが明けた頃からようやく動きに活気が戻ってきた。20日の1週前追い切りでは、帰厩して初めてとなる直線一杯の追い切りで併走先着。このひと追いで、状態が一気に上昇してきそうなムードがある。
ヴィクトリー(8枠18番 北村騎手) 5 番人気 12.1倍
20日に栗東坂路で行われた1週前追い切りは、追い比べで遅れる格好だったが、4ハロン51秒9と、この馬としてはなかなか優秀なタイムをマーク。状態に関しての不安は考えなくていいだろう。前走の産経大阪杯は11着と大きく失速しているが、当時の阪神・芝コースは、連続開催の2週目で、外を回る差し馬に有利な馬場コンディション。先週開幕した絶好馬場の中京・芝コースなら、巻き返してもおかしくない。
アグネスアーク (8枠16番 藤田騎手)7番人気 17.4倍
2007年のマイルチャンピオンシップ4着時に、左第2中手骨々折を発症。一時は競走能力喪失かと言われたほどの重傷とあって、復帰までに1年6か月もの期間を要したが、牧場でじっくりと乗り込んだ甲斐もあり、4月15日に栗東トレーニング・センターへ帰厩した。ただし、帰厩後の攻め過程は20日の坂路で4ハロン53秒0が目立つ程度と、かなり不足気味。今週のひと追いで、どこまで態勢が整うかがポイントだろう。当日の気配と馬体重に注目したい。
△ スマートギア (2枠3番 武 豊騎手)2番人気 6.2倍
昨年の菊花賞4着馬、前走1600万円クラス 晩春S 1着
武騎手騎乗で4勝2着1回
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