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May 14, 2010
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カテゴリ: 競馬

第5回ヴィクトリアマイル(GI)有力馬情報

 2強が圧倒的な差をつけている。

ブエナビスタ 牝 4 松田 博資 117 L 117 L

京都記念1着・ドバイシーマクラシック2着 (有馬記念2着)

昨春は強靭な末脚を武器に、桜花賞・オークスでクラシック二冠を達成。秋のGI シリーズこそ勝ち星を挙げられなかったものの、暮れの大一番、有馬記念から戦法を一変。好位追走から勝ち馬のドリームジャーニーと0秒1差2着の接戦を演じ、2010年の活躍を期待させた。今年初戦の京都記念では、3番手追走から二の脚を使って力強く抜け出す横綱相撲で、のちの天皇賞(春)優勝馬ジャガーメイルを半馬身差の2着に退けている。海外遠征初戦となった前走のドバイシーマクラシック(国際G1・芝2410m)では、直線で幾度か進路が狭くなる不利を跳ね返して僅差の2着に善戦。瞬発力と持久力に加えて、自在性をも身につけた女王が演じる世界レベルのパフォーマンスに注目!

レッドディザイア 牝 4 松永 幹夫 115 L 116 I(A)

アル・マクトゥームチャレンジラウンド3 1着 (ジャパンC3着)

昨秋は、ジャパンカップで古馬一線級と初対戦。勝ち馬のウオッカから0秒2差3着まで追い上げた末脚は、その後の活躍を期待させるに十分の内容だった。海外遠征初戦となったアル・マクトゥームチャレンジ・ラウンド3(国際G2・オールウェザー2000m)では、大外一気の差し切り勝ちを演じて、見る人に鮮烈なイメージを与えた。本番のドバイワールドC(国際G1・オールウェザー2000m)では、他馬のマークを一身に集め、四方をぐるりと囲まれる厳しい競馬を強いられて直線中ほどで息切れし、11着に敗退。しかし、前々走で見せた勝負強さがこの馬本来の実力だろう。ブエナビスタと甲乙つけがたい強豪牝馬と言える。

アイアムカミノマゴ 牝 4 長浜 博之 103 M 106 M

阪神牝馬S1着 (桜花賞6着)

2歳時にダートの短距離で2勝。3歳時は桜花賞トライアルのフィリーズレビューで2着の実績はあるものの、芝の高速決着や距離に課題を残していたが、昨秋にオープン特別のオーロC(東京・芝1400m)で、馬群をこじ開けての差し切り勝ちで牡馬を一蹴。メンバー中最速の上がり3ハロン33秒6(推定)の末脚を駆使し、新境地を切り開いた。休養を挟んだあと、今年初戦の阪神牝馬Sで、あっという間に後続を2馬身突き放す、余裕の快勝劇を演じている。近2戦の内容を見ると、1ハロン延長のマイルにも、時計勝負にも対応できるだろう。東京マイルのGI 制覇に向けて、着実にステップアップを果たしている。

ブラボーデイジー 牝 5 音無 秀孝 105 M 105 M

福島牝馬S2着 (ヴィクトリアマイル2着)

ワンカラット 牝 4 藤岡 健一 104 M 103 M

京都牝馬S4着・阪急杯2着 (フィリーズレビュー1着・桜花賞4着)

全5勝のうち芝の4勝は、いずれもローカルの平坦コースで行われた中距離レースで挙げたもの。ダートでも3走前のエンプレス杯(川崎・ダート2100m)で勝ち星があるように、パワー型のクロフネ産駒。先手を奪うとしぶとく、少し時計のかかる馬場を得意としている。昨年は、福島牝馬S優勝をステップにヴィクトリアマイルに挑み、11番人気の低評価を覆してウオッカに次ぐ2着に粘り込みを果たしている。今年は、連覇を狙った前走の福島牝馬Sで2着に惜敗したものの、昨年同様上り調子でこのヴィクトリアマイルに参戦。マイペースの展開に持ち込むことが出来れば、昨年の再現シーンが見られるかもしれない。

ブロードストリート

3歳春のオークスは、優勝馬ブエナビスタと2着馬レッドディザイア(同タイム)から0秒8差の4着に敗れたものの、ひと夏越して臨んだローズSでは、レッドディザイアをクビ差退け、1分44秒7のコースレコード勝ち。続く秋華賞は勝ち馬のレッドディザイアから0秒2差の2着。3歳秋を迎えて世代を代表する「二強牝馬」と互角の勝負を演じたように、ポテンシャルは五分だ。今春はオープン特別の六甲S(阪神・芝1600m)、阪神牝馬Sと2戦して、8着、4着と結果は出ていないが、二強の海外遠征を横目に、国内で地力強化に努めてきた。ここを目標に前2戦と一変して負荷の強い調教を消化しており、ピークの状態で大一番を迎えられそうだ。

 ニシノブルームーン

昨年の春に3連勝でオープンクラス入りを果たし、その勢いに乗って挑んだマーメイドSで2着。重賞制覇も時間の問題かと思われたが、秋の牝馬重賞戦線では結果を残せなかった。立て直しを図り、約3か月ぶりの実戦となった前走の中山牝馬Sでウェディングフジコを3/4馬身退けて重賞初制覇を達成。以前は道中フワフワと遊ぶ面も見られたが、余分なアクションが少なくなり、走りに集中力が生まれてきた。前走時の馬体重は、プラス14キロで自己最高の480キロ。数字が示す通り、心身ともにひと回り大きくなって、春の女王決定戦に名乗りを上げた。

今日は名古屋に出張なので、日刊スポーツを熟読する予定である。

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最終更新日  May 14, 2010 05:45:52 AM
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