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ハンデキャップ重賞！「第45回 小倉大賞典」　有力馬情報

ナリタクリスタル

サンライズマックス

「前走（中日新聞杯４着）は落ち着いた流れになってしまいましたし、大外（18番）枠も響いた印象ですね。でも、ラストはしっかりと脚を使っていますし、久々としては上々の内容だったと思います。この中間は、小倉大賞典を目標に調整を進めてきました。小倉コースには実績のある馬ですし、変わり身に期待しています」と、陣営も実力馬の復活に手応えを感じている様子だ。明け７歳を迎えたが、休養を挟んで大事に使われてきただけに馬体は若々しく、まだまだ活躍が望める馬。2009年の小倉大賞典以来となる２年ぶりの勝利を目指す。

リルダヴァル

「期待した前走（オープン特別の2010ファイナルＳ、阪神・芝1600ｍ、８着）が案外のレース内容でしたが、この中間も調教では上々の動きを見せてくれていますし、調子下降の心配はありませんよ。まだ重賞の勝ち鞍はありませんが、潜在能力は非常に高い馬。このあたりで好結果を出して、今後の活躍につなげたいところですね」と、厩舎スタッフは素質馬の調整に余念がない。ＪＲＡレコード決着となった昨年のＮＨＫマイルＣで３着に好走した能力の持ち主。強烈な末脚でデビュー勝ちを飾った小倉・芝1800ｍの舞台に戻って、待望の重賞初制覇を狙う。

クレバートウショウ

「前走（1600万下の石清水Ｓ、京都・芝1600ｍ）を勝ったあとも順調に乗り込みを消化していますし、とにかく今は状態が良いですね。逃げても差してもレースができるのは、セールスポイントです。今回は相手が強くなりますので、試金石の一戦ではあると思いますが、２連勝中の勢いを活かして好勝負を期待しています」と、厩舎サイドは同馬の本格化ぶりを強調していた。まだレースキャリアは14戦で、更なる成長の余地を残している馬。スタミナ豊富で長距離で活躍した半兄のサンライズジェガーとは異なるタイプながらも、ステークスウイナーと成り得る資質は十分に備えていそうだ。

アンノルーチェ

「牧場でも乗り込んできましたし、栗東トレーニング・センターに戻ってからの動きもなかなか軽快。好仕上がりで臨めそうです。小倉コースとはとても相性の良い馬なので、いきなり期待できそうです」と、厩舎サイドの表情は明るい。2009年の小倉記念では10着に敗れているが、勝ち馬とは僅かに０秒２差だった。今回と同じ小倉・芝1800ｍでは４戦４連対と、コース適性では最上位に挙げられる存在だ。６歳馬だが休養回数が多く、レースキャリアはまだ19戦。今回は昨夏の小倉日経オープン（小倉・芝1800ｍ、１着）以来の休み明けで臨むが、ここで好勝負を演じるようなら、今後が非常に楽しみになる。

サンライズベガ

「仕上がりそのものは悪くありませんでしたが、前走のアメリカジョッキークラブＣ（11着）は、スローな流れから急にペースが上がる競馬になってしまいましたからね。休養明けの分、そのペースアップに対応できなかった感じです。幸い疲れもなく、叩いて状態は上向いてきましたので、ここは改めて期待したいですね」と、陣営は巻き返しに懸命な様子。やや勝ち味に遅いが、本来は堅実なタイプ。これまでも重賞で強敵を相手に２着１回３着３回と好勝負を演じており、ここでも能力は上位にランクされる１頭だ。重馬場は巧者の部類に入るだけに、少し時計を要する馬場コンディションになれば、大きく浮上してくるだろう。