舞鶴城址から三春郷土人形館への道すがらふっと良い匂いに気づき振り返って見ると金木犀が細やかな花をつけていた。おやもう三春はすっかり秋気に包まれているのだゎと思ったが、東京へ帰ってみると辻辻の至る所に三春と同じく金木犀が咲き、甘い香りを漂わせている。ふと愛姫(めごひめ)の起居振舞の品の良さに思いを馳せた。
木犀の香や愛姫のことをふと
郷土人形館には三春人形や東北地方の木製馬玩が展示してあった。その中で特に三春駒に惹かれてしばし見入っていた。三春駒の木彫りの粗々しい感じがいかにも素朴で、どの家庭でも親が子供に手作りの三春駒を与え、子供達がそれで遊んだのだろうと思ったことである。
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