~通過点~   

~通過点~   

     :周囲の理解




当然、ODへの対応は不十分な場合が多い。
ODの子供は、身体の不調の原因が分からず不安な気持ちを抱えている。

ところが、親や教師、友人はそんな気持を理解するどころか
否定的な見方をする。
子供は心を深くきずつけられて症状をますます悪化させ登校が難しくなる。

ODの子供はそもそも周囲に気配りをする性格で、幼い頃から過剰適応をしてきたが
ODによる体調不良と周囲の無理解により、これまで抑制してきた親への依存感情(甘えたい気持ち)と
反抗したい気持ちを 不登校やひきこもりにより満たそうとしている。
ODに不登校を伴うことは珍しくなく、過去の調査で約半数にのぼるとの報告がある。


気配りが過剰なために常にアンテナがはって神経が休まっていない状態で
ゆえにストレスもかかり、やがて自律神経のバランスが崩れ
自己肯定が出来なくなっていく。

抑制してきた気持ちの反動
受け止める事も辛いかもしれないけれど、学校側や友達の理解がある前に
おうちで居心地がよく過ごせることは一番良い治療法かもしれません。

子供の吐き出しの段階は受け止める側(親)もかなりストレスがかかり辛いと思うが
良くなっていく一つのステップだと思う。

身体の不調は気のせいでも、怠けているわけでもありません。
自律神経というのは自分で調整することが出来ない神経です。
とてもやっかいなことに血圧調整が出来なくなったり頭痛や腹痛・肩こりやめまい
その他諸々の症状を引き起こしてしまいます。

みんなと同じように関わりたいと思っていても、その後の体調が不安で結局断ってしまうお子さんもいます。
ODの子供がとてもしんどいときは、なかなか余裕がなく
ひょっとしたら心を解放していない事も多いかもしれません。

でも、きっとどの子も「どうしてこうなったのだろう??」と身体や心のしんどさを受け止めようと必死なはずです。
「わかってるよ。」の言葉や理解がうれしいです。
どうか暖かく受け止めてください。



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