~通過点~   

~通過点~   

     :いじめ・2


一人ぼっちだと感じたこと、友達に分かってもらえないと思ったこと、
いやだなあと思ったけど、その時は言えなかったこと、
今なら言えるという事があったら、みんなに伝えてもらえないだろうか」


「たくさん話してくれてありがとう。
友達の話を聞いて、その人の気持ちを初めて知った人もいると思う。
友達とどう過ごしてきたか、それを友達はどう感じていたか、
そのことをお互いに考えてほしい。
また、こんな時間が持てたらと思う」



子どもは聞いてほしいと思っている。
わかってほしいと思っている。
今まで、どれだけ話せる状況をつくってきただろうか。

「そんなことぐらいで」と言われそうで
親にも先生にも言えなかったことがある。

どんなに小さなことに見えても、子どもの心の多くを占め、
解放されない息苦しさを感じていることがあるのだろう。

小さな社会の中で、他者との関係性を築いていくために、
当然自己の欲求は抑制されることもあるだろう。

けれど、それだけではない、
安心して自分が出せる学級は作れるのではないか。

いじめたりいじめられたりすることでしか、自己表現できない、
そんな学校は変えていかなければならない。


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