いくつになってもテレビっ子

いくつになってもテレビっ子

やっぱりディーナでしょう。


著者名:テリー・グッドカインド
出版社:ハヤカワ

感想:
今回に至っては、カーランは名前しか出てこない。ヒロインはレイチェルか?話が過去話になってしまうので、エイディの経歴とゼッドとのしんみりシーンが大きなウエィトを占めたという感じ。リチャードはさすがに主人公らしいことをしているものの、首輪がはまったままでは今ひとつなさけない。でも、にもかかわらず、リチャードの印象はいいぞ。少なくとも同時進行で読んでいる「時の車輪」の主人公アル・ソアにくらべればキャラクターがたっているし、前向きだ。やっていることに筋が通っている。ガーの子供を助けたことは伏線になっているのかな?
で、やっぱり首輪・苦痛とくれば思い出すのはモルド・シスのディーナ。よい思い出としてでも、愛情の発露としてでもないのだが、主人公の成長の一端を担った、という意味でこの巻でも名前だけしか出てこないがふれられる。カーランとは意味が違うでしょ、名前が出てくるという。カーランはそれでも主要登場人物だし、生きているし、リチャードにとって大切なはずなのに、ところがディーナもしっかり出てくるんだよな。
あー、個人的にはディーナの復活を希望。ダークン・ラールを出演させるくらいならディーナ出して!
エイディ・ゼッドの老体コンビも期待。

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