いくつになってもテレビっ子

いくつになってもテレビっ子

文明への道 


作曲者名:羽毛田丈史
レーベル:ドリーミュージック

感想:
 NHKスペシャルで月一回放映中の「文明への道」OSTです。
物好きにも、東京国立博物館までアレクサンドロス大王展見に行っちゃったとき、そこでDVDといっしょに売られていたのでポイントもつかないのに(笑)買ってきてしまいました。
羽毛田さんは「地球に乾杯」もやってるし、「映像の世紀」にも参加していたのはわかるけど、元ちとせや鬼塚ちひろに関わっていた人だったとは存じませんで(普通気づくの逆だろ!)、比較的メランコリックな曲の多い人だなとは思ってたんだけど。
いやあ、「文明への道」の曲って、まとめて聞くと「なにをそんなに後悔しているの?」っていいたくなるような曲調で。同じ東西文明交流で番組作った「シルクロード」の曲とはまるで違う。まあ、武力侵攻とか精神的衝突といった負の部分が多くふれられる番組内容からいって、こういう曲になってしまうのかなあとは思いますが。
単に曲として聞いたとき、すごくわかりやすいのでなんか、「狙ってるでしょ?」といいたくなる曲もあります。「革命」はそのものズバリの曲ですね。ギャロップで、低音の刻む感じは特撮系の侵攻音楽です。もう少し早ければレーザーブレードだな。
「平和への希求」は、ちょっとホーミーを思わせる曲調です。で、賛美歌の仕立て。すごくわかりやすい。オルガン使っているし。
でも、どこか、川井憲二風だな。
聞き流すにはあんまり適さないかも。劇伴をよく聞く人には、「あ、これはあの曲に似ている」というよけいな思考回路が働いて、落ち着きません。(笑)
番組をよく見て、そっちと思考回路がつながるようになってから聞いた方がいいかも。

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