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図書館稲荷
181214 朝比奈切通
品川から京急で金沢文庫まで。
私たちの乗っていた車両は、ちょうど金沢文庫で切り離されました。そんな写真です。
さて、無事に切り離されたのを確認したので、小田薬局へ向います。
金沢文庫の駅前商店街、すずらん通りです。
ほんの2、3分で小田薬局に到着しました。
ここで、お目当てであるお茶を購入。
領収書です。証拠品です。目的完了!。
時間が余ったので、朝比奈切通しに行くことにしました。
あ、忘れてました、小田薬局は、ミュージシャンの小田和正さんの生家です。
小田薬局でお買い物を済ませた2人組みは、一駅先の金沢八景駅前へ。
ここら鎌倉方面にバスで向いました。目的は鼻欠地蔵です。巨大な磨崖仏らしいです。わくわく。
約10分、「大道中学校前」で降りました。
道路の向かい側に大きな鼻欠地蔵がまつられているはずですが・・・。
こ、これが・・・。看板があるのでそれと分かりますが、本当にこれが地蔵様なんでしょうか?。近くで見たいと思いましたが・・・。
とにかく、信号が変わってくれません。押しボタン式で、ボタンを押してからこんなに代わらなかったのは初めてです(^_^.)。
近くで見た鼻欠地蔵です。高さ4メートルです。
風化して鼻が欠けているため「鼻欠地蔵」と呼ばれています。
かつて、この場所は相模国と武蔵国の国境であったため、「界地蔵(さかいじぞう)」とも呼ばれていたそうです。
再び、お姿を拝見です。完璧にお地蔵様に見えます!!。
見えますよね(^_^.)。
仕方がありませんが、風化がひどいですねえ。
磨崖仏のないところは、コンクリートでコーティングされてしまっています。よく見ると、こちらも地蔵様のように見える部分があります(^_^.)。
まだ、時間が余ったので、朝比奈切通しを抜けてみることにしました。
鼻欠地蔵からバス亭ひとつ分歩くと、朝比奈バス停。そのすぐ横に上総介塔が建っていました。
上総介塔にまつられている?方は誰なのか、諸説があって未だ定説はないらしいです。
頼朝に従った上総介広常というのが有力だそうです。このお方、次第に頼朝に疎まれ、ついには謀反の疑をかけられ、梶原景時によって広常邸で斬られたそうです。そのときの血刀を洗った場所は今でも太刀洗と言われています。
他にも平家残党の上総忠光かも知れません。このお方は歌舞伎や謡曲などに登場し悲劇の武将として世に名高い景清のお兄さんです。
上総介といえば、織田信長。もしかしたら織田信長のことを祀った物なのかもしれません(根拠全くなし)。
朝比奈切通は朝夷奈切通ともいい朝夷名切通ともいいます。どれが正しくてもこの際いいです。
にぎやかな鉄工所の脇が切通しの入り口です。
車が動いてきそうで、説明板読むのがちょっと怖かったです(^_^.)。
庚申塔や石地蔵などの石仏群です。ここから先は舗装されていない道です。
いきなり、横浜横須賀道路の高架下をくぐります。
見た目はこんな道、実は車の音がうるさい道。
あちらこちらに「やぐら」もあります。
この道は、和田義盛の三男で、巴御前を母に持つという朝比奈三郎義秀が、太刀で一日一夜にして切り開いた道であるといいます。伝説ですが。
だんだんと、車の音も聞こえなくなりました。
両側は、シダ類が生えた高い崖です。
ここまで、誰とも出会いません。静かですね。
すわ、熊でしょうか?。
熊は熊でも熊野神社への分岐点でした。朝比奈切通の道は右手へ続いていますが、左へ曲がり、熊野神社へ向います。
朝比奈切通し探検の途中、熊野神社へ立ち寄ることにしました。
鎌倉の鬼門あたるこの場所に、源頼朝が熊野三社大明神を勧請、北条泰時が社殿を建立したと伝えられています。
山道兼参道を進んで行きます。見た目より平坦で歩きやすい道です。
2、3分進んでいくとまたまた分岐があります。左へと続く道はおそらく十二所果樹園に向う道でしょう。ただ、何も書いていないということは・・・(怖)。
標式に従って、右へ進んでいきます。
すぐに、神社が見えました。大安心。
鳥居をくぐって石段を登っていきます。
石段を登りきると拝殿があります。初めて私たち以外の人と会いました。
燈篭兼任狛犬です(^_^.)。
下から見上げたときから気になっていた(^_^.)、大銀杏です。
まだ、紅葉が残っていたんですね~。感激です。
さっきの拝殿を本殿と間違える人がいるからなんでしょうか、「此の上に本殿が有ります」と書かれていました。
拝殿の後ろ側から本殿まで続く石段もありましたが、たぶんここは神様専用なので自粛、右側の石段を登りました。
本殿です。前には大きなスダジイの木がありました。
失礼してここで一休みです。お弁当を食べました。
上から眺めた拝殿と大銀杏です。
他にも二本の大銀杏があります。こちらは、かなり散ってしまっていました。それもまたキレイ。
先ほどの熊野神社分岐まで戻りました。朝比奈切通探検に戻ります。
熊野神社との分岐点から、再出発です。
この辺りが一番高いところみたいですね。足元が悪い中、下って行きます。
かなり垂直に近い崖です。大迫力です。
この辺りはつい最近削られたように、横に線が入ったままになっています。
さっきの岩の後ろには、謎の磨崖仏?が彫られていました。
南無阿弥陀仏と書かれた供養塔です。安永九子天(1780)十二月吉日、峠坂道普請、世話人、人足、志主、各連中などと書かれているらしいです。
この辺り、路面がぬかるんでいます。
昨日降った雨のせいもあるでしょうが、
どうやら、水が湧いているみたいです。岩からしみ出てる感じですね。
お地蔵さんです。何百年も道中安全を見守っていただいております。
だんだん、足元が水浸しになってきました。
赤いシダ発見!!。たぶん、ペンキですね。何かの目印でしょうか?。
もはや、川です(^_^.)。
まだ、紅葉が残っていました。
三郎の滝です。
朝比奈切通の碑があります。三郎の滝は切通道を開いたという朝比奈三郎にちなんで付けられた滝名だそうです。
三郎の滝から左に曲がると果樹園。右に曲がると十二所にでます。素晴らしい道でした。まだまだ歩いていたかったですね。
こんな道が残っていたとは感動もんですね。
太刀洗水?。
梶原景時が血刀を洗ったという伝説の小滝がこの場所かも知れません。実はよく分かりませんでした。
切通庚申塚です。庚申塔や馬頭観音の石仏が頭上に見れます。
今通ってきた道が朝比奈切通への旧道でした。
十二所神社のバス亭に到着しました。次は十二所神社へ向いました。
十二所神社です。創建は弘安元年(1278)。もともと熊野十二所権現とよばれ、光触寺境内にあったものを、1838年(天保9年)、村人がこの地に移したといいます。
イチョウの絨毯がきれいでした。この辺から、天園へ行くルートもあるみたいです。
懐石料理のお店です。EZRAさんが、いくらかな~と覗いていたら、中からお坊さんが出てきてびっくり!!しました。
車がびゅんびゅん通る金沢街道を歩いてゆきます。お稲荷さんもありました。
光触寺です。
門をくぐると石仏がずらっと並んでいます。
ここは一遍上人ゆかりの時宗のお寺です。
昔、六浦から朝比奈峠を越えて鎌倉へ塩売りに来た商人が、お地蔵様に塩を供えたところ、帰りには塩が無くなっていたそうです。
お地蔵様が塩を嘗めたのではないかと言われ、塩嘗地蔵の名がついたといわれています。
金沢街道をさらに進みます。イエズス会黙想の家(修道院)の門がありました。
駐車場です。やぐらを有効?活用しています(-_-;)。
続いて訪れたのが明王院です。
残念ながら境内撮影禁止でした。テンションが下がりました。
門前の謎の石仏?です。
続いては鎌倉五山の第五位、浄妙寺を初めて訪問しました。
総門まで来ると、すでに良い雰囲気が漂っていました。
予想通り、良い感じのお寺さんでした。
まだまだ紅葉が綺麗でした。やっぱり鎌倉は日本一遅い紅葉といわれるだけはありますね。
境内にある「石窯ガーデンテラス」です。大正時代に建てられた、当時の貴族院議員のお屋敷だった所だそうです。ここで料理を食べるには別に拝観料100円が必要になります。
衣張山が綺麗に見えました。ここの山にもいつか登ってみたいと思います。
境内には茶室(喜泉庵)もあります。
そばには、かまにゃんがうろうろ。
しつこく追っかけたためか?ご機嫌斜めでした。ネコパンチされてしまいました(^_^.)。
鎌足稲荷という標識に心惹かれ、山門右手の道を少し奥に行きました。鎌足といえば藤原鎌足に関係するのでしょうか?。
石段を登ってゆくと鎌足稲荷がありました。
なんと、ここが、鎌倉の由来になった場所でした!!!!。鎌倉訪問数回目にして知るこの真実。うーん、びっくりです。
この辺りも紅葉が綺麗でした~。
鎌足神社の手前の右手、小高い所には本寂堂(三宝荒神)もあります。
ど根性な木です。
さて、続いてはバスで移動します。
バス停は「浄妙寺」ではなく「浄明寺」、住所表示も「浄明寺」となっています。不思議ですね。
EZRAさんのリクエストで鎌倉宮へ向いました。途中、荏柄天神社でイチョウをチェックしました。
鳥居を隠すように重なり合って立つ二本の木です。印象的ですね。
九州の太宰府、京都の北野天満宮に並び、日本の三大天神といわれています。3つ目の天神には諸説があります。頼朝の鎌倉入府以前からあります。
樹齢900年、根回り6.5mの大銀杏です。
来た甲斐がありました。見事でした。
ここは天神さまなので、境内には梅の木が多く、梅の名所でもあります。
梅の時期にもきてみたいですね。
次は、鎌倉宮へ向います。
赤と白の珍しい鳥居がチャームポイントの鎌倉宮です。祭神が護良親王であることから、大塔宮とも呼ばれています。
通常は「だいとうのみや」と言われますが、正式には「おおとうのみや」)と読むそうです。これも初めて知りました。
ここは、後醍醐天皇の皇子・大塔宮護良親王が幽閉され、後、殺害された場所です。明治になって護良親王を祀るために創建された神社です。建武の中興に関係した南朝側の皇族・武将は明治になって、各地に官幣社として祀られたそうです。
拝観料を払うと、親王が幽閉されたという土牢を見ることができます。
ここが土牢です。父、後醍醐天皇に捕われて鎌倉へ護送され。足利尊氏の弟直義が監視していました。
社殿裏手には「神苑」があります。
宝物殿には護良親王馬上像や数々の遺品が展示されています。
もう、薄暗くなってきたので八幡宮をちら見しながら帰ることにしました。
頼朝の墓の下の公園です。なぜか、誰もいないのに、ブランコが動いていました。しかも、二つがぴたっとそろっていました。不思議ですね。怖いですね。
源氏池の紅葉です。ここで、一休み、一休み。
イチョウはちょっと元気がないようでしたが、とてもキレイでした。
日本で一番有名なイチョウかも知れませんね。3代将軍源実朝が鶴岡八幡宮に参拝の際、このイチョウに隠れていた公暁に暗殺されてしまいました。 このことから「隠れイチョウ」とも呼ばれています。
今日は、切り通しも歩けましたし、紅葉もたくさん見れました。大満足の一日でした。
おなじみ?、鎌倉駅のニセ大仏さま。
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