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September 11, 2006
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カテゴリ: 読書
久々に読む 時代小説。
乙川優三郎氏の作品は初めてだ。

暗くなりがちな題材だが、じめじめした感じがない。
それは、登場人物の 修次とちせという男女が、悲惨な状況の中でも、
常に前向きに強く生きようとしているからだ。

松戸・平潟河岸の 遊女ちせを身請けするために、
ひたすら仕事に打ち込む 高瀬舟の船頭・修次。
貧しさ故に13歳で女衒に売られ、15の歳から客を取らされ、年季が明けるのを待つちせ。
しかし年季が明けたところで、勤めるうちに新たな借金が出来る仕組みになっているので、
すぐに自由になれるわけではない。

身も心もぼろぼろになり、擦り切れるまで過酷に働かされ、希望の見えない日々が続く。
そんな中で、いつか修次と一緒になることだけが、ちせにとって光だった。
修次もいつかちせを自由にするために、死に物狂いで働きに働いていた。

ところが年季もじき明けようという頃、予期せぬ出来事が起こり、 2人の夢を阻む。

しかし 2人は希望を捨てず、最後まで諦めない。
その逞しさに、勇気づけられるのだった。


さざなみ情話





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最終更新日  September 11, 2006 11:53:02 PM
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Re:‘さざなみ情話’ 乙川優三郎(09/11)  
imoutoatuko  さん
乙川優三郎さんという作家は、時代物では有名な方なのでしょうか。
私は時代小説というとどうしても、山手樹一郎、山本周五郎、藤沢周平などの「間違いない」有名どころを選んでしまうんですけど。 (September 12, 2006 09:30:11 PM)

Re:‘さざなみ情話’ 乙川優三郎(09/11)  
imoutoatuko  さん
ついでに、宮部みゆきサンの時代物も結構面白いですね。 (September 12, 2006 09:30:54 PM)

imoutoatukoさん  
私も今回初めて乙川さんの本を読んだので、よくわからないのですけど、
データを見ると、やはり時代小説を書いてらっしゃるようですね。
一時期、池波さんに凝って夢中で読んだ時期もありましたが、これからは新しい人のもいろいろ読んでいきたいと思っています。
時代物ってどこか安心するっていうか、ほのぼの、しみじみさせられるんですよね。
宮部みゆきさんの本、恥ずかしながら1冊も読んだことがないのです。
実はこないだ初めて借りてきて、これから読もうかなと思っていたところです。
現代ものですけどね。
時代物にも、おいおい挑戦していきます。

(September 13, 2006 08:39:15 AM)

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