たぬきぶたの日記2

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C57128滋賀県大津




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C57128号機


<2009年8月30日>


今から5年前のことです。

空手の近畿大会が滋賀県大津市の体育館で開催されるということで、若者二人を

引率して宿舎のプリンスホテルをめざした。膳所駅から歩いてすぐのところです。

ついでに会場となる県立体育館も下見を兼ねて行ってみた。

ところが、ところがです。おいらの目に見えたのはびっくり仰天のものだった。

なんと、SLが展示してあるのです。それも、C57128号機です。

「え~~、なんで?知らなかった。」 茫然としましたね。

若者のことなんかほっといて撮影しました。

このときの写真はアップするつもりが、ファイルが行方不明です。そこで、再度撮影に行きました。

まずは、これ。



行った日は8月30日です。

なぜかというと、SL愛好会のみなさんが月に1回の掃除をする日だからです。

おいらは、ぞうきんと軍手を持って行った。しかし、掃除はなかった。どうしたのだろう。

5年前に行ったときのことである。次の日は日曜日だった。

試合会場のすぐそばですから、試合の合間に見ると、大勢のおじさんたちが、

柵の中に入ってSLを掃除をしている。聞くと、

元機関士や国鉄職員が掃除や磨きをしているとのこと。

それも、人数が多いので、奇数月と偶数月にわかれて、月の最終日曜日に来ているということだった。

それで、8月の最終日曜日に行ったのでした。

残念ながらその月は中止だったみたい。その後はどうなんでしょうかね。

高齢化のために、2か月に1回になったのでしょうか?

とにかく、静態保存のSLの中では、最上の保存状態です。見てください。








三菱 神戸造船所製造とあります。



コンプレッサー部と第3動輪です。

細部まで磨かれています。まるで、そのまま現役で走れるような感じです。



普通の保存SLならば、錆びやすいところはペンキが塗ってありますが、

これは、そのままの色です。なんせ、サンドペーパーを使ったり、主連棒などは砥石で磨いていましたからね。錆を落としたあとは、しっかりと油を塗って、錆対策してあります。

真鍮部分や銅製の部分もすべて手作業で磨いてあります。

とにかく、きれいのひとこと。こんなにきれいに保存されているのは他にないでしょう。



赤く見えるところは、火床部です。ふつうはこのあたりは錆だらけになっているものです。

現役のSLでさえ、錆びていたのに、これは作り直したのかと思うぐらいでした。



ここは、もともと大津市の科学館でした。

引っ越しに際して、このSLは持っていくことができずに、ここにおいてきぼりとなった次第。



さすが、科学館です。このようにSLの構造と仕組みが解説されています。




記念撮影です。

このC57128号機は最終は播但線で活躍しました。僕のネガにもたくさんあります。

以前は福知山機関区所属でしたが、播但線のC57が次々と検査終了となっていき、

その補充にやってきました。

集煙装置もついているし、美しさではそんなに人気のあるSLではなかったが、

播但線の最後まで、残ったSLとして、思い出はいっぱいあります。



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