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かれているラットレースの状況を、さらに際立たせている感じがします。
ラットレースのイメージは、例えばこんな風ではないでしょうか?
はつかねずみを想像してください。筒状の遊具の中を走ることで、これをク
ルクルクルクル回しています。
さて、この遊具の軸に発電機を取り付けます。ここから導線を引き、バッテ
リーに繋ぎます。
はつかねずみがクルクルやってくれるおかげで、バッテリーには電気が溜
まり続けます。
この本によれば、金利の支払いのために働くことを、ラットレースと呼ぶよ
うです。
これは生活水準とは関係なく、医者や弁護士のような高給取りでも、贅沢
が止められずにこの状態にいる人はいるということです。
で、結局のところ、殆どの人は餌をもらって遊具を回し続けるはつかねずみ
で、本当の金持ちとは、遊んでいても銀行口座(バッテリー)に資産(電気)
が増え続ける人だというんですね。
そして、「あなたは、はつかねずみに甘んじていていいのか?」という問い
かけを、この本はしているわけです。
5年ほど前にこの本を読んだとき、眼からウロコが落ちた思いがしました。し
かし、それは間もなく違和感に変わります。
恐らく取りようによっては、出し抜く術を覚えろと言っているようにも感じた
からかもしれません。
この本によって、私は世の中のしくみを再認識させられた気がします。
つまり、「百姓は生かさず殺さず」という封建君主の政策も、資本主義社会
の金融支配の仕組みも、本質は変わらないということです。
労働者や自営業者は、水飲百姓と大差ないと、ある意味この本は言ってい
ます。
ただ、「単純に"勝ち組""負け組み"という言葉だけでかたずけたくない」と
いう感情がありました。
老後の生活のために、お金に仕事をさせるという意味では、このようなお
金の知識は必要でしょう。
年金問題のように、国家ぐるみのねずみ講(ねずみ算式に人口が増えるこ
とを前提にしていた)のようになりかねません。
お隣中国で、一般人が一攫千金の夢のバブルに踊っています。ちょっと危
ない感じがします。
最近、日本のバブル崩壊を題材にしたテレビドラマ『 バブル
』が再放送され
ていますが、これを観ていていろいろ考えさせられます。
これはNHKが2001年に放送したものですが、80年代後半から90年代
のバブル崩壊までの人間模様が描かれた傑作だと思います。
"夢"は、取り扱い方次第で、とんでもないことになります。
※ ★金持ち父さん、貧乏父さん★
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