【2002年6月19日】
15:30頃
からおなかの痛みを30分間隔に感じるようになった。まだまだ時間がかかると思い、夕食の支度。この時は今夜入院するとは思っていなかった
18:00
旦那帰宅 10分間隔で痛みがあるが『いててて』と言いながらも夕食を食べ続ける。旦那は心配そう・・・『それって陣痛なんと違うの?』
20:00
旦那に急かされて病院に電話。5分間隔になるまで待つように指示される。
22:00
5分間隔になって病院へ。病院まで1時間かかると言うと『すぐに来てください!』と焦られた。さっき電話した時もそう言ったのに・・・病院までの道のり1時間。その間ずっと5分間隔の痛み。
23:00
入院 すぐに陣痛室へ。すでに子宮口は指3本分開いているらしく、かなり軟らかいとのこと。3分間隔になるが痛みはまだ強まらず、一旦病室へ移される。
陣痛の間隔が5分間隔から縮まらず、一晩中5分間隔の陣痛。
痛みで一度吐く。眠気が襲ってくるが、5分経つとまた痛みで目が覚める。痛みが遠のくと吐き気と眠気が襲ってくる。かなりつらい。
【2002年6月20日】
5分間隔のまま夜が明ける。吐き気がすごい。朝食が届けられたが一口も食べられず・・・もったいない。旦那の母が仕事前に覗きに来てくれたが痛みでそれどころではなかった。旦那は今日は仕事を休んでくれる予定だったのだが人が足らないと言う理由で休めず。
10:00
再び陣痛室へ なかなか陣痛が縮まってこない。私の母が病院へ駆けつけてくれた。旦那も仕事の合間に顔を出してくれる。(旦那の働く病院で出産)
母に腰をさすってもらい、痛みを逃す。担当の先生も内診をしてくれたり、助産師さんも色々と痛みが楽になるように体制を変えさせてくれるが痛いもんは痛い!!
またも吐く・・・ほんま、吐き気だけはどうにかして欲しい。『痛い』→『逃す』→『吐き気』→『眠気』→『痛い』で延々繰り返す。
18:00
担当の先生に内診してもらっている最中に破水 分娩室へ。
分娩台に上がり酸素マスクを付けられる。旦那はデジタルビデオカメラのスタンバイ。
子宮口が開いて赤ちゃんの頭が下りてくるのを待つがうまく下りてこられない様子。先生も少し焦ってるみたい・・・子宮口全開を待たずに吸引分娩へ。赤ちゃんの心拍が弱ってる??
陣痛の波に乗って赤ちゃんを引っ張り出すと言う作戦らしい。先生が私のおなかを押す(押すなんてもんじゃない!!エルボードロップ!!)助産師さんが二人係で引っ張り出す。何がなんだか分からない。
引っ張ると言われてもどうやって引っ張ってるのか気になってしょうがなかったんだけど、とりあえず痛みの波がやってくると同時にいきむ。頭が出たと言われてもまったく分からなかった。『ズポッ』っという音を聞いたような気もする。実際どうだったか分からない。
次は肩を出すためにいきむ。会陰切開の音が聞こえた。(この時、かなりの血が飛んだらしい。旦那は医療人にもかかわらずビビってしまったと後で聞いた。)
赤ちゃんの泣き声が聞こえない。
臍の緒が二重に首に巻いていたらしい。先生が必死に赤ちゃんの口の中の水分を出して泣かせようとしているのが分かった。
19:49
泣き声が聞こえた。とてもか弱い泣き声・・・
生まれた。
必死だった。よく分からなかった。痛かった。でも生まれて本当に良かった。
先生に感謝した。
本当に生まれてよかった。元気に生まれてくれてよかった・・・
【出産の状態(母子手帳より)】
妊娠期間 40週5日
娩出日時 平成14年6月20日 午後7時49分
分娩経過 頭位 児頭下降不良にて吸引分娩 アプガー5分後9点
分娩所要時間 28時間52分
性別 女 単胎
体重 2,852g
身長 46.0cm
胸囲 31.0cm
頭囲 32.0cm