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| 池江助手を背に軽く追われたディープインパクト(撮影・酒井清司) |
ディープインパクト(牡4、栗東・池江泰郎)が凱旋門賞(3着)前に禁止薬物を使用していたことが19日、JRA(日本中央競馬会)から発表された。フランス競馬統括機関のフランスギャロからの報告を受けてのもので、同馬から禁止薬物のイプラトロピウムを検出。処分はフランスギャロの調査を終えてから下される。今後の国内での出走は制限されないが、影響を与えることは必至だ。
衝撃が走った。ディープインパクトから禁止薬物が検出された。薬物名はイプラトロピウム。凱旋門賞3着が、失格になることは決定的だ。JRAによると、フランスギャロから最初に報告を受けたのは13日。レース時に取った尿のA検体から禁止薬物が検出されたという内容だった。このA検体が陽性を示した場合、同じときに取ったB検体が別の場所で検査される。18日、そのB検体も陽性となったことで、インパクトの禁止薬物検出が確定。フランスギャロによる獣医師の聞き取り調査の結果、フランス滞在中にイプラトロピウムを用いた治療が行われていたという。
日本で薬物が検出されれば即失格となるが、フランスでは、その後さらに調教師、馬主らを召喚、精査した上で処分が決定される。今回については11月末となる見通しだが、ターフライターの奥野庸介氏によると「過去の事例から失格は決定的。賞金(約3400万円)も返還することになるだろう」という。
いつ、誰が、どうやってインパクトに薬物を投与したかの疑問は残る。JRAの金田裕之審判担当理事は「フランスギャロの審査委員が調査中のため、JRAとしてはコメントはできない。要請があった場合協力し、早期決着してほしいということは言っていくが、JRAが自ら動くということはできない」という。その一方で「(競馬の国際協約で)処分などの必要があれば正式決定を待って対応したい」と、状況次第ではJRAが追加処分をする可能性も示唆した。
イプラトロピウムは日本では禁止薬物になっていない。日本では動物用に流通していないためだ。JRA診療所、指定獣医師の間でも、その薬物は使われていない。一般の獣医師は個人輸入で日本で流通していない薬を手に入れることは可能だが、その輸入薬リストの中にもイプラトロピウムは入っていない。インパクトが常時使用していたとは考えにくい。
JRAの西村啓二理事は「ディープが吸入の治療を受けていたという報告はある」と語るが、フランス滞在中に治療した場合でも、規定で日本の獣医師による治療が認められていないため、フランスの獣医師資格がある人間に限られる。そして「私たちが把握する限り、日本人でフランスの獣医師資格のある獣医師はいない」と西村理事は言う。
ただ、あくまで薬物検出は凱旋門賞でのこと。年内引退が決定し、国内史上最高額(51億円)で組まれたシンジケートへの影響は出ないとみられる。また、フランスギャロは「ディープインパクトの今後の出走に影響はない」とJRAに報告した。どのレースに出走するか19日現在で未定。インパクトの行方は不本意な出来事で、さらに注目されることになってしまった。
◆イプラトロピウム 気管支の収縮を抑える作用がある薬剤。人間では気管支ぜんそくや慢性気管支炎、肺気腫などの呼吸困難の症状を和らげるために使われる。副作用としては、急激なアレルギー反応が現れる場合がある。
~感想~
このニュースを見たときまた、衝撃を与えられました。
非常に残念なことですが、残りのレースには出走してほしいです。
そしてまた、私に衝撃を与えてください。