関西を中心に全国に97店舗展開するスーパーホテル。
部屋の鍵もチェックアウトの必要もない便利さなどが受けて昨年、
名だたる高級ホテルを抜いて顧客満足度指数日本一に輝きました。
先週、そんなスーパーホテルの創業者である山本会長と
お話しする機会をいただきました。
もともと大阪船場の繊維会社の末っ子長男として生まれ
ボンボンとして育てられたらしいのですが、後を継いだあと強引な経営で
会社を売却し、ゼロからのスタートを余儀なくされたそうです。
そのなかで賃貸マンション事業をスタートさせ軌道に乗りかけたところで
バブル崩壊・・。
ギリギリまで追い込まれ、そのなかで浮かんだことが
不良資産と銀行に言われた建物でデフレを先取りした商売ができないかという考え。
それがビジネスホテルだったそうです。
さらにIT を活用し、他のホテルにはできないカタチを作っていかれたそうです。
それでもITをどれだけ活用して生産性を上げてもお客様の感動には
結びつかないと気づき、感性の高いスタッフを育てていくことをテーマにしたそうです。
どうしたら自分たちで考えてお客様にサービスするスタッフに育ってくれるか、
その答えとして「自立型感動人間」という考えに行き着いたとおっしゃってました。
仕事でビジネスホテルを使うことも多いのですが、
正直、ビジネスホテルに対して付加価値なんて考えたこともありませんでした。
寝るだけの場所、その程度にしか考えていませんでした。
付加価値は高級ホテルの役割で、ビジネスホテルは安くて便利で寝れればいい、
そんな風に思っていました。
でも山本会長はこんな風に話していました。
「高いお金を出せばもちろんイイサービスは受けられるでしょう。
でもスーパーホテルは1円あたりの価値が一番高いホテルになることが目標です。
またビジネスホテルの役割は、いかに快適に寝ていただくかが大切です。
だから私たちは、快眠のために出来る限りのことを取り入れました」
1円あたりの価値を高める。
この取り組みについては大手企業も中小企業も同じ土俵で戦えると思います。
今まで価値を求めない業界や業種で、
お客様の求めるところに特化して、価値を集中的に高めていく。
1円あたりの付加価値日本一のホテルという看板の裏側には
ホテル業では非常識だけど、異業種から参入した山本会長には常識の
サービスノウハウが詰まっているんだと思いました。
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