パパが死んだ意味
殿「ね～ママ～。パパが死んだことに何か意味があると思う？」
ううっ。難しい。
私「うん。意味はあると思うよ。でもママにはまだその意味
は、ようわからんけ、一生懸命に毎日頑張りながら答え
探しよるんよ」
殿「ふ～ん。ママはわからんと？」
宿題をしていた姫が横から話に入ってきた。
姫「天国に車屋サンがなかったけん、神様がパパを必要やったんやない？」
殿「そんなの嘘やね。それは作り話。」
姫「じゃーなんで死んだかわかると？」
殿「・・・・・・・」
殿にもパパが死んだことは何かの意味がある。
殿は意味という言い方をしたけど何も意味がない死ではないと思っているようだ。
人の命は尊いもの。
無駄な命なんて一つもない。
そこを上手く言い表せないけどこういうことを言ってるんだろうな～。
私にもわからない。
でもパパの死は
子供たちに命の大切さ
大切な人を失うことの辛さ・悲しさ
そして人の命はどんなに望んでもどんなに願ってもリセットできない。
という一番大事なことを教えてくれた。
なぜ命が大切かってなかなか口で教えることは難しい。
もしかしたらいくら教えても理解できにくいことなのかもしれない。
それをちゃんと教えてくれた。
パパの死にはもっともっと意味があるだろうけど
いまのところはこういうことが思い浮かんだ。
いつかパパの死んだ意味がわかる日がくるんだろうか。
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