夢幻想曲

夢幻想曲

たった一度だけ

「たった一度だけ」　

あなたのことを好きでいようと決めたら
とても穏やかな気持ちになった

友だちのままでいられませんか？
愛に一番近い友だちのままで

好きになってしまったことを
もう私の人生から消せないから
だから友だちのままで

一度だけくちづけをかわし
一度だけ胸に抱かれて眠った
その短い時間の中で
何年も何十年も生きようと思った


……………………………………………………

吉元由美「ひとり、思いきり泣ける言葉」より
この詩を読むと
思い出す人がいます。
今どこにいるのか、何をしているのか
生きているのか、死んでしまったのか
なにひとつ分からないけれど、
私にとって一番大切な親友

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