中華圏うぬうぬ歩き

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3日目、シンセンに足を踏み入れる


 あるお方のHPで「毎朝ここのサンドイッチ7号を食べていた」と語っておられたのを読んで「そんなにおいしいのか?」と期待が高まっていたのである。
 さて、オリバーズスーパーサンドウィッチについて、メニューを目を皿のようにして見たのだが、サンドウィッチがないのだよ。店名は「スーパーサンドウィッチ」なのにぃ・・・(後でよくよく見たら、ありましたが)しかたがないので、25HK$のミールをオーダーした。すると、ビーンズ・フランクフルト・雙煎蛋・トーストが皿に乗っけていた。
 「わたし、こんなの頼んだっけ?」と不思議に思いながらレジへ行くと、20HK$。やっぱりわたしの広東語は通じていなかったのだ。一人前の道のりは遠い・・・。

2003夏オリバーズスーパーサンドウィ…
でも、見た目よりもおいしかったので、よしとしよう。

 エネルギー補給したので、今日はガイドブックに載っていた「シグナルヒルガーデン」に登って、香港島を眺めようと尖沙咀のホリディ・インのところを曲がって、ひたすら頂上を目指す。なんといっても夏の香港は蒸し暑いから、ちょっとの運動で汗はだらだら。こんなに汗をかくほどの価値はあるのか?と思いつつ登ると、ぱあーと視界が開けて、ビクトリアハーバーと香港島が向こうに見えるではありませんか。香港は高層の建物ばかりで、視界がさえぎられるから、たまにはこんな風景のなかでテイクアウトした朝ご飯をたべるのがいいかもしれない。でも、周りでは朝の太極拳に励むちょっと年齢高めのグループもいるので、おちつかないだろうが・・・。

2003夏シグナルヒルガーデンこうしてみると、青森の景色とたいして変わらない・・・。

 下界に降りて、峰に電話をする。今日はシンセンへ行く約束をしたのだ。
 シンセンには以前から興味を持っていた。しかしシンセンは治安が悪いと評判なのだ。命のほうが大事なわたしにとっては未踏の地である。でも、香港人が一緒に行ってくれれば、百人力である。電話の結果、九龍とん站で待ち合わせとなった。

 九龍とん站からKCRに乗り、電車の中では「龍ごー、早さん。」の練習をさせられた。シンセンへは峰の親友「龍」も行くのだが、龍は粉嶺で乗車する。そこで広東語で挨拶をして、びっくりさせようという作戦らしい。

 粉嶺で龍が乗車。あいさつも無事(?)交わし、電車は羅湖へ向かう。車窓からの風景は、ずいぶんのどかな感じだ。
 あっという間に羅湖站に到着し、ここからは歩いてイミグレを抜け、シンセン側へと行くのだ。日本人にとっては歩いての国境(国境じゃないけれど)越えってなんとも不思議な感じである。
 香港居民と外国人では窓口が違うので、入国したら銀行前で待ち合わせをして、わたしはまずビザを入手しに2階へ行った。シンセンの経済特区内だけなら、100HK$ですぐ発行してもらえるらしいのだ。
 必要事項を用紙に書いて、お金を出そうとすると、150HK$を要求された。なんと値上がりしたらしい。
 今、考えてみれば、日本人は9月から中国入国に際してのビザが免除されることになっていた。だから今のうちの取れるだけ取っておけとなったのかもしれない。くそーぉぉぉ。
 思いのほか時間がかかり、峰と龍はだいぶ気をもんでいたようだ。イミグレを抜けて、無事会えたときに、待たせたペナルティとしてわたしが昼食をごちそうすることになってしまった。
 昼食を食べに向かうのに羅湖商業城を通り抜けていったのだが、やはり香港とは雰囲気が違う。なんというか、やはり垢抜けないのだ。にせもののバッグやスニーカーを売る店が軒を連ねているのを見、「あれってにせものだよね。こんなに堂々と売っていていいの?」と峰に尋ねると、「大きな声で言わない。殺されたいの?」と戒められてしまった。同じ広東語を話す香港人でも、シンセンは危険なところと警戒しているようだ。峰も一人では来ないという。
 ちょうど昼ごはん時だから、レストランへの呼び込みのお姉ちゃんの数もおびただしく、ちょっと異様な光景に面食らいながらも、外へ出た。
 お昼ごはんはわたしがごちそうすることになったので、高級レストランに行かれたら困るなあと思っていたのだが、入ったところは実に庶民的なお粥屋さん。お粥の値段も香港の3分の1から4分の1ほどである。だから香港人も電車代をかけてもシンセンに遊びにくるわけである。
 まいたんを済ませようとしたときに、衝撃の事実をわたしは受けることになった。なんとシンセンの街中では香港ドルは使えないという。ガイドブックには「使える」って書いてあったのに・・・。わたしは2年前の上海での残りの中国元で18元を支払い、粥屋さんを出た。結局、わたしの香港ドルを峰が両替してくれたが、たった200元が今日の軍資金という、なんとも懐が寒いスタートとなってしまった。
 が、ここはやはり中国。香港と比べると、物価が安い。バス代なんて、1元ですよ!香港のバス代も日本に比べりゃ安いと思いましたが、日本円にして約15円!日本ではチロルチョコぐらいしか買えませんよ。

2003夏シンセンの子ども薬屋さんの前で。日本でも昔よくありました。鳥がリアルで・・・。

 わたしは海外へ行くと、日本語学習問題集を必ず買うのですが、これも安かった~。あまりに安くて大量に買ってしまい、帰国時のパッキンに苦労したのは言うまでもありません。
 両替後は電気街のようなところとか、吉之島(がっちーとう、日本のジャスコ)、銅鑼湾という名のデパートなど、市内引き回しの刑(←すっごく暑くて、つらかったんで。おもしろかったけど)に遭い、次に入ったお店が「桂林麺」4時ごろだったんで、これはいったい晩御飯なのか、それともおやつなのか、位置づけがいまいちわからなかったのだが、まあおなかもすいているしとわたしは雲呑、峰は辛い牛肉麺、龍は酸むん麺をオーダーする。

2003夏シンセンでのおやつこれが雲呑。味はね・・・いまいちわたしの口には合いませんでした。

 店内は薄暗く、冷房はない。これも香港では考えられないことだ。
 さて、オーダーしたものが運ばれてきたのだが、峰と龍の頼んだものはとても辛いようで、その湯気がこっちにくると、わたしの目にもしみるほどだ。それなのに龍が豆板醤をさらに足していく。壮絶な辛さだろうな~と見ていたら、みるみる汗が噴出して、龍のTシャツが汗だらけに!そんなにしてまで食べるのはなぜ?
 エネルギーも補給して東門歩行街へ向かった。ここは中国大陸で初めてマクドナルドができた地区で、夜は若者が集まって、それはたいへんな賑わいを見せる。
 峰のお目当てはDVDの店。DVD1枚がなんと10元!日本円にしてなんと150円!でもこれって海賊版なのでは?峰は目の色を変えて物色。龍はジブリのを買って、2人とも満足顔。

2003夏バナナ先生百佳にて。色使いがステキなアイスのパッケージ。

 それにしても、すごい数の人・人・人・・・。しかも年齢層が若い!シンセンには全国各地から若者が働きにやってくるので、平均年齢が若いとは聞いていたが。いろいろ買い食いをしたりしているうちに23時。イミグレは24時で閉まって、香港側へ行けなくなるので、急いで羅湖站へ。少々もたつきながら(北京から来たというおっちゃんや日本のおっちゃん、日本語が流暢な多分台湾人のおっちゃんらに書類の書き方を教えてもらった)もイミグレを抜け、KCRに乗車。なぜかここで記念撮影をし、
2003夏KCRで記念撮影疲れているし、汗でてかてかしているし・・・。
一路香港へ。
 龍は粉嶺で下車。峰とは九龍とん站で別れ、MTRで尖沙咀に到着。そして一日一マンゴーを掲げるわたしは、最後の力を振り絞って、海防街の許留山で金撈爽を買い、ホテルに戻る。

2003夏許留山きんろうそう再びは~うまいなあ。生き返る~!

 そして風呂、シップ・・・としているうちに力尽る。














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