うさぎの不養生日記

うさぎの不養生日記

風疹が流行している理由


実際に、1979年から1987年(昭和54年4月2日から62年10月1日)生まれの人の約半数は、風疹の予防接種を受けていないことが分かっている。2001年度の厚生省(当時の)の調査でも、15歳の風疹抗体保有率が54.2%と著しく低かった。その世代が、出産年齢にさしかかっているというのが現実なのである。
また、ワクチン接種などで抗体を得た場合、得られた抗体は20年近く持続するが、ウィルスにさらされる機会がなかった場合、免疫のブースター効果が得られず、抗体価は次第に低下する。(途中で風疹が流行すると、風疹の免疫力が上がる、そういうのをブースター効果という)それに加えて、現在の晩婚化による、出産年齢の上昇も妊娠中の風疹罹患のリスクを上昇させていると言わざるを得ない。(なぜならば、ワクチン接種から妊娠までの期間が長くなり、効果が失われている可能性があるからである)

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