アメリカ生活!生情報!

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No.9 メサベルデ


まるで空が焼けているような赤さでした。

メサベルデ 1


その日の宿泊は、“メサベルデ”の近隣の町のモーテルに泊まりました。
宿泊料金は、$52.55(TAX込み)。

翌朝、早く起き“メサベルデ”にむかい、“メサベルデ”のゲートで$20支払い、
遺跡があるところまでドライブです。
いくつもの山を越え、どんどん山の奥深く入っていきます。
こんな所に、先住民が住んでいたなんて想像が出来ないくらい奥深く道は続いているのです。
当時はもちろん車・バイク・自転車などなどなかったし、唯一の交通手段が“足”
だったのですよね。想像を絶するものがあります。

しばらく走っていくと、いくつかのポイントがあったので車を止め外に出ると、
凍りつくような風が吹いていました。

身が縮まる思いで歩いていると、そこには私の苦手な断崖があり、良く見ると断崖に
窪みがあり家らしいもの見えました。かなりの高さのところにあるのです。
それも頂上からも離れていて、上に行くのも下に行くのもかなり大変そうなところに・・・
このような大変な場所に住まなければいけない理由があったことでしょう。

いくつかのドライブポイントを見てから、園内で最も良く保存されている住居跡の
“スプルースツリー・ハウス”を見に行きました。
ここは、西暦1200年ころに建築され、当時は100人以上が住んでいて、崖の上に畑を作り
農業を営んでいたり、狩をしたりしながら生活をしていたらしいです。↓

メサベルデ 2
メサベルデ 3


崖の上まで行くのには、現在の私たちにとって不可能に近いものがあります。
(ロッククライマーだったら、可能でしょうが・・・)
そう考えると、先住民の身体能力はかなり高かったのでしょう!
家だってかなり高度な技術で建てたれていましたよ。
見学をしていた時に、アメリカ人のおじさんが近くにいたレンジャーに、
“家のトイレの場所はどこなの”なんて、聞いてました。
レンジャーは、崖下に投げる真似をしながら、
“リサイクル!リサイクル!”って、言ってましたよ。(笑)

時代と共に生活が変化し便利な社会になった現在、住み良くはなったが
人間の能力として備えられていた何かが失われてた事に、気づかずにはいられなかった。
電気・ガス・水道・車・電車・TV・洗濯機・電話・・・・などなど・・・
なくなってしまったら、今の人間は生き残っていけるのでしょうか?
そんな事を、考えてしまった私でした。

とにかく、“メサベルデ”に来て、
人間の進化を感じ取る事が出来た、素晴らしい場所でした。

夕方近くまで見学し、次の目的地の“ブライスキャニオン”(ユタ州)に向かいました。

“ブライスキャニオン”は、標高2000~2700mの所にあり、約1000本にものぼる岩柱が
ある場所です。ただの岩ではなく、“岩柱”ですよ!

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