永井豪先生「パイルダーはどうやってドッキングしてるんだろう？」

と、自分でも思っていたそうです。

ホバーパイルダーは実は真下が見えません。

ですので、真下に垂直に着陸すると言うシーンは、操縦者が足元の見えないままカンでやってると言うことになります。

そこで永井豪先生は、ブレーンコンドルを垂直に置き換えました。

操縦者がドッキングを確認できるようデザインを変えたのですね。

あれなら操縦者が、ドッキングを自分で確認しながら合体できます。

テレビの場合は、下から突き上げるグレートマジンガーにドッキングするので

イメージ的には衝突と言った方が正しいんですが(笑)

しかし、皆さん思ったのじゃないでしょうか？

『ホバーパイルダーの合体は自動で行われるのでは？』と。

なぜなら、第一話で永井豪先生は操縦法を知らない兜甲児が

パイルダーに乗り込み、スロットル入れた途端に自動的に飛び上がり

マジンガーZの頭部へ合体しました。

つまり甲児の意思とは関係なく、所定の操作を行うとパイルダーが自動的に合体してくれるのです。

そうでなければ足元が見えないパイルダーのデザインで、どうやって素人がドッキングできると言うのでしょうか(笑)

それでも永井豪先生は、手動で合体してるイメージを持っておられた様子。

その後、マジンカイザーと言うデザインが登場しましたが、あれもファイヤーオンと同じように機体を垂直に差し込むデザインでした。

とは言っても、マジンガーZの小説版で

ゴッドマジンガーを自分でオリジナルに考えたデザインが元でした。

果たして、ファイヤーをイメージしたのか？それ以外の何かだったのか？

と言う部分はあくまでも挿絵でしたので、細かい事はわかりません。

永井豪先生は「自分の知らないマジンガーが登場をしている」と言うことで大いに興奮。

セガサターンのゲームで『オリジナルのマジンガーを登場させたい』と言う制作側の依頼で永井豪先生が出してきたのが

合体はファイヤーオンをイメージしたドッキングそのままでしたが

あっという間にOVA化され、その後超合金でも発売。

そこからマジンカイザーがあるなら、グレートのカイザーがあっても良いのではないか？ということで

新しいグレートマジンガーの後継機となるものが、超合金化されたりしておりましたね。

で、問題はドッキングです。

みんなファイヤーオンなのでしょうか？

それ以外の新しいドッキングは無いのでしょうか？

オリジナルマジンガーの新作が出るのであれば、ファイヤーオン以外の新しいドッキングはないものか？

スタッフにもアイディアを練っていただきたいものです。

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