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2009.07.04
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テーマ: 子供の病気(2175)
カテゴリ: 息子とのあゆみ




来てました。

たまーに。


最初は週に1度は来てた気がしますが、
一貫して面会時間は短く、最長でも10分位だったと思います。


眠ってばかりの孫はどうもつまらないといった様子で、
私は数回しか面会を一緒にする機会はありませんでしたが、
その数回中全て、
帰りたそうにする彼女に周りが気を使い、
1度ICUを出る…というのがお決まりの流れでした。

私達が時間を忘れ、数時間面会をして、
看護師さん達に申し訳無い気持ちになってICUを
出る想いはこの先もずっと理解出来ないのだろうなと、
ICUの自動ドアを出た瞬間から相変わらず
自分の話に花を咲かせる彼女の横顔を見て
思ったのを覚えています。


そして、その度に旦那が
話をさえぎり、

『もっといてもいいのに』

『普段皆1時間以上普通にいるんだ』

『24時間いつでも面会はいいんだぞ』

などと、彼らに話していた。


少し黙った後、又、話を続ける。





旦那がどんなにムッとした顔で色々な事を言っても、

愛するわが子を愛して欲しい。


私にはそう聞こえた。



あの人達にとっての愛するわが子は
紛れも無く旦那な筈なのに、何故それが伝わらないのか。

伝わっても病気の孫は無理なのか。


私には理解が出来なかった。




擢斗の病状をあちらから聞かれた事は殆ど無かった。


いつもいつも。


彼らの仕事や生活、
出かけた場所、
義理の弟(旦那の弟)、
自分の身体の事、
病気自慢、


そんなものばかりだった。


うなずく作業にも慣れ、

私はいつも、止まらない彼女の口元を見ながら、
何を考えているのか理解が出来れば…。と思う事ばかりだった。

理解すれば、今の状況を変えられるのではないか、
私がまだまだ未熟だから理解できないのではないか、

擢斗にとって素敵な未来があるのなら、
私はそんな事にも必死だった。


今思えば、多分何の意味もなかった。
理解も何も、ただ、自分の話をするのは好きだが、
人の話は聞くのが苦手。

そんなところだったのだろう。



話が長くなればなるほど、
いつも考える事は一緒だった。


『擢斗』という単語を
1度も使わない自分達に気づいているのかな。


気づいてないんだろうな。


旦那も私も

何度も『擢斗』が主語の話を振っているのに。











…そろそろ


又面会行きたいなぁ…





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Last updated  2009.07.04 19:45:33
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