2005年10月ドラマ
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| 曜日 | タイトル | 放送局 | 評価 |
| 月 | 危険なアネキ 10話 終 | フジ | 3 |
| 〃 | 海外ドラマ ER10 222回 終 | NHK | 8 |
| 火 | 1リットルの涙 11話 終 | フジ | 9 |
| 〃 | 鬼嫁日記 11話 終 | フジ | 6 |
| 水 | 相棒4 8話 | テレ朝 | 9 |
| 〃 | あいのうた 10話 終 | 日テレ | 8 |
| 木 | 女刑事みずき 3話 リタイア | テレ朝 | 5 |
| 〃 | 熟年離婚 9話 終 | テレ朝 | 7 |
| 〃 | ブラザー☆ビート 11話 終 | TBS | 6 |
| 〃 | 大奥・華の乱 10話 終 | フジ | 7 |
| 〃 | 今夜ひとりのベッドで リタイア中 | TBS | 6 |
| 金 | 着信アリ 4話 | テレ朝 | 6 |
| 〃 | 花より男子 10話 終 | TBS | 7 |
| 〃 | 時代劇 慶次郎縁側日記2 9話 | NHK | 9 |
| 土 | 野ブタ。をプロデュース 10話 終 | 日テレ | 8 |
| 日 | 義経 10話 リタイア中 | NHK | 5 |
| 〃 | 恋の時間 10話 終 | TBS | 6 |
■1位 1リットルの涙 4.6 全話完走してアップ
3話でキャラが落ち着いたところから、連続5つ★が続いた。自分は難病物に弱いパターンで、「世界の中心で」と同じく泣かされました。原作の日記や、手紙も読みました。それらは断片です。それを肉付けするには苦労もあったと思います。また、実話はもう18年近く昔になるので、医療の状況が全く違う。当時は付き添いさんが、患者の横にいたのです。それについての悩みも原作では多かった。患者中心の医療や介護職員は、普及してませんでした。また遙斗などのキャラは作ったもので、どう動かすか戸惑いもあった。しかし、実話の持つ強さ、エンドロールでの亜也さんのメッセージの重さ、これらは素晴らしいものでした。医療者としても、5話では身体障害者福祉法を見直しました。参考になり、身の引き締まる思いでした。実話の祖父江先生、山本先生は、偉い先生ですが、臨床で患者さんを大切にしていたことが推測されました。沢尻さん、成海さん、薬師丸さん、良かったです。藤木さん、陣内さんも良かった。挿入歌の「粉雪」は良かったが、毎回雪が降ったのは・・?
■2位 相棒 4.5 ほぼ完走、夫婦で楽しんでいます
もう、これは別格のドラマです。夫婦で水戸黄門みたいに、おきまり定番で楽しむ物です。シリーズも4となりました。前シリーズで設定が崩れましたが、今シリーズは元に戻って、完全な相棒コンビ・キャラを楽しみました。一回で終わるものだから、当然、いい回とそうでないものがある。またゲストを楽しみにする回もある。9話「冤罪」、8話「監禁」、6話「殺人ヒーター」、2話「殺人講義」は工夫されたものもあった。終わったときのやりきれなさが残った「殺人ヒーター」と、「監禁」のサトエリの演技が印象に残っている。これまでは印象的な回は2つほどで、平均すると3つ★で、順位も7位前後だった。今クールは平均してもネタも工夫されてポイントと順位が高くなった。確かオリコンの満足度の高いドラマとして上位でした。水谷さん好きの、かみさんと一緒に見ていた。
■3位 慶次郎縁側日記2 5.0 重くて難解、そこが減点だけど・・
高橋さんの「茂七」と「慶次郎」シリーズは欠かさず見ている。今シリーズは毎回のエピソードの他に、三千代を乱暴した常蔵、そして、その娘おぶん、常蔵を許せない慶次郎と晃之助、仇討ちを止めおぶんを愛する辰吉、この関係が最後までもつれていく。9話で常蔵が死んでいき、大きな山場を越えた。罪を許す、人を許す、それが取り締まるものとして、生身の慶次郎個人として、どう受け止めるか。テーマは重く、描き方は難解だ。7と10話の最終回は見ていない。でも、各話とも、絵が綺麗だし、ゲストも楽しみだ。6話の再会は素晴らしかった、石田えりさんも凄かった。普通に見ていると、普通に終わるが、完全に理解できない。もう一度行間を読み、心情を推測して、初めて分かるものが多かった。そこが欠点だが、そんなドラマは今では貴重だ。9話の常蔵の死ぬ回は、舞台か映画のように映像が美しい。おぶん役の邑野みあさん、最初違和感あったが、最後には完全に時代劇にはまっていました、拍手。
■4位 花より男子 4.4 全話見ました
初回でイジメなどが出て、どうなるのかとひいてしまった。しかし、初回の最後につくし役の井上真央さんが道明寺役の松潤を平手打ちして、このドラマが決まった。そこから二人のコンビが最後まで最高だった。この二人なくして、このドラマの成功はなかった。おじさん的にはもちろん、井上真央さんが、最高でした。永遠に忘れられない女優さんになりました。もちろん、脇の類役の小栗君、饅頭屋の女将役の加藤貴子さん、三条桜子役の佐藤めぐみさん、目立っていました。金持ちに対して、卑屈にならず、面と向かって貧乏人と主張するつくしの小気味よさは嬉しかったです。勝ち組と負け組と言われるが、貧乏人でも負け組ではないぞ~~と気合いを貰った。印象的なのが、加賀さんの楓に塩かけた、つくし母役の石野さんの気合いに乾杯だ。展開は漫画的なベタだけど・・・笑い。
■5位 熟年離婚 3.9 全話みました かみさんは中盤から一緒に
50代の自分には最高でした。視聴率も良く、団塊世代が定年になって、家にいるとテレビを見る可能性も高いし、この世代は教育水準も高く、独自に行動する。この世代向けのドラマも需要があると言われている。中盤までは一人で見た。展開次第では、我が家も離婚の危機かと畏れたのだ、笑い。全9話で、初回と中の5話で離婚が成立するところが大きく展開して緊張感が最高だった。そこから、終盤はみんな(草笛さんも、敦也も、聡美の前夫、奈緒など悪役で混乱させる役のみなさん)いい人になってしまった。それではドラマとしては腰砕けだ。そこを工夫して力で展開してくれたらもっと、評価は高くなっただろう。このままでは、専業主婦の洋子が世間知らずの馬鹿な妻という結論に見える。ここらの細かい設定が納得できなかった。渡さんの幸太郎は、本当に素晴らしい男だった(かみさんも同意見)。後半で再婚かと思ったが、黒い幸太郎が復讐して許さなかった。ドラマの役の年齢設定と、役者の実年齢とキャラに違和感があった。それでも、見入ったのは団塊世代の定年が突きつける問題の大きさだ。続編は設定を変えて、熟年再婚でも・・爆。まだまだ需要はありそうだ。
■6位 野ブタ。をプロデュース 3.8 全話完走してアップ
実はこのドラマの評価は難しいと思う。悩むところだ。主人公3人のキャラ設定は素晴らしい。中盤までイジメが出て、とまどいました。しかし、3話のお化け屋敷で---今、手を繋いでいる人との出会いは、奇跡の出会いです、出ても話すことのないように---これで、このドラマの構造の謎が一つが解けた気になった。自分が成長するには大事な人との繋がりが必要だ。信子と修二と彰の繋がりが必要だ。そして、5話で信子にシッタカやカスミという友達が出来た。このドラマは信子の成長変身ドラマでもあるが、実は裏(実は本当の)メッセージは修二の成長物語なのだ。修二の自我の確立、自分を出す過程を描いているのかもしれない。信子だけは、信子として、自我は持っている。ただ、孤立しているので、周りとすりあわせることが大事なのだ。信子には、大事なものが分かっている。それは自分を支えてくれる大事な人と心を通わせ、その人を喜ばすことだ。修二には、それがない。誰とでも、適当に良い距離で、いい人でいたいのだ。それが今日、はっきり分かった。自分はそう書いていた。そこが頂点だった。そこから最終回まではちょっとテンションが保てなかった。、残念。途中犯人探しで盛り上がったが、あの描き方は良かったのだろうか? 疑問が残る。主題歌は最高だった。
■7位 あいのうた 3.6 全話完走してアップ
初回と最終回が残念だった。岡田さんの脚本だもの想定内でした、笑い。初回の余りに暗さに戸惑いました。しかし、2~9話までは★4つで、洋子の菅野さんと榎本の和久井さんにコント、柳沼の成宮さんとももこの佐藤さんとのボケからみ、飯塚の小日向さんの自虐いじられコント、みな楽しかった。ただ、何で、片岡を余命半年にしないといけなかったの? この設定だけは許せないな。しかも、最終回片岡は生きているし、笑い。脚本の岡田さんの特徴がはっきりしたドラマだった。最初は、素敵な結末を考えられない脚本家なのではないかと思った。それとも、頑固なこだわりがあるのだろうか? 次は、設定は岡田さん得意の疑似家族の世界だった。最後は、セリフで同じ言葉の繰り返しが多い。9話の優二のセリフ「とうさん、お前たちが大好きだ、大好きで大好きで、大好きだ」。大好きを4回も言っている、笑い、岡田節ですね。これが泣かせるかどうか微妙だ。今後も注目していくつもりです。
■8位 着信アリ 3.8 4話までしかみていない
実は4話までしか見ていない。それなのに評価して良いのだろうか。どんどん殺人が起こるし、おどろおどろしい展開も凄いです。恐がりなので、夜に一人で見ることが出来ない。昼は時間がなくて見られない。悪循環でした。4話まででも、かなり面白そうな作りであった。そして、終盤は意外な展開らしい。そんなで、このまま8位にしました。最後まで見るとベスト5に入ったかも・・
■9位 大奥・華の乱 3.3 全話完走ほぼアップ
本当に楽しんだが、順位と評価は低いですね。自分でも驚いています。今回は内山さん、小池さん、藤原さん、高岡さん、中山さん、貫地谷さんと女優さんは色々登場しました。とくに小池さんのストレートな演技、藤原さんの最後には本性の悪に徹する演技、嫌いではありません。もちろん、江波さんの存在も大奥らしく良かった。しかも、世継ぎが次々死んでしまうので、真相を知るサスペンス的な楽しさもあった。これまでの大奥の中でも、完成度も高く、良い方だと思いました。しかし、一番の収穫は、谷原さんでした。主役でしたね。これまで脇という感じでしたが、今回の大奥は以前あった綱吉ドラマの影響もあり、綱吉が再評価されています。だから、谷原さんと北村さんの主従の葛藤もスペシャルで描かれ、完結しました。スペシャルが解決編みたいで充実していた。
■10位 ブラザー☆ビート 2.5 全話みたが、時々アップ
普通のドラマで、気楽で楽しく見られました。言うと、素晴らしくも、感動的でもない。もちろん、いやなドラマでもない。国仲さんの眼鏡姿が可愛かった。田中美佐子さんの復帰おめでとうだった。初回だけ面白かった。途中から、熟年離婚を見ていた。
■11位 恋の時間 2.3 全話みたが、時々アップ
初回の雪枝の仕事ぶりと人生の価値観でがっかりした。本当に有能なひとは、人を丸ごと一言で否定しないと思う。昌男を痴漢で、香里を働いたことないから世間を知らない、と一言で切り捨てた。悟志との恋も思いこみばかりだ。身勝手さに大反発でした。でも、頑張って見続けました。6話からやっと、面白くなった。香里の結末は残念だが、夫と姑があれでは仕方ない。今までの結婚生活が何だっただろと思いました。役者さんも、今ひとつ盛り上がらなかった。泉谷さんのギターと歌を聴けたことしか残っていない。
■12位 鬼嫁日記 2.2 全話完走しアップ
1~8話まで、鬼嫁でなく、馬鹿嫁と言っていました。自己中心的な、子供じみた嫁だと・・。9話以降はさすがに方針を変えてきました。もっと、夫婦での細かい作戦やバトルがあるかと思ったのに、残念でした。井上和香さんは、おじさん好きです。西丸優子さん、このドラマで美味しい役でした。それだけです。
■最下位、危険なアネキ 1.9
最終回なのに、キャラが深まっていない。一人一人の心情が全く描かれていない。このドラマの目標のみながわ復興も最終回のほんの数分説明的に終わっただけだ。うわべだけの結末だ。何だかさっぱり分からない。7、8話は★1つだけ、9、10話は星なしという前代未聞でした。どうすれば良かったのだろうか? 木更津キャツアイみたいにぶっ飛びにすれば良かった? それには細かい細部の仕掛けが必要だ。それが出来ると思えない。文句なしの最下位です。これまでは敬意を払った最下位だったのですが・・・視聴率があったのが不思議だけど、自分も見ていた。月曜日は疲れていないからね。
■その他
今夜ひとりのベッドで
・・・ 最初の10分で魔の木曜ゆえ脱落
女刑事みずき
2.3 3話まで
穣王
・・・実は北川弘美さんアニメキャラに見えた。このドラマ、実はエロでチープで大好きだった
■主演男優賞
渡哲也(豊原幸太郎~熟年離婚) 見せてくれました義経に続いた夫婦
■主演女優賞
井上真央(つくし~花より男子) 役者としては、真央さんですかね
次点 堀北真希 (信子~野ブタ) 印象度としては1番、この3人は甲乙付けがたい
次点 沢尻エリカ(亜也~1リットル)泣かせていただきました、キャラでは1番
次点 北川弘美 (穣王) 難しい役だった、周りのオッパイに負けないで頑張った
■助演男優賞
松本潤 (道明寺司~花より男子) こんなキャラでいいのでしょうか
次点 錦戸亮 (遙斗~1リットル) 順調に成長しています
次点 角野卓造(知里の父~ブラザー)職人の頑固親父はあなたです
■助演女優賞
薬師丸ひろ子 (母・潮香~1リットル)日本の母になりました
次点 国仲涼子 (知里~ブラザー) 眼鏡を続けてください
■プチ注目女優
柊 瑠美 (アスカ~野ブタ) 大きくなりました
西丸優子 (吉岡里美~鬼嫁) 何だか普通に可愛くみえた
貫地谷しほり(染子~大奥) 時代劇で怖い女優さんの中で頑張りました
小池栄子 (お伝~大奥) 眉と体で側室まで上がりました
佐藤めぐみ (桜子~花より男子) 怖可愛い魅力でお気に入り
加藤貴子 (千石幸代~花より男子)惚れた男は多いけど、楽しい役でした
邑野みあ (おぶん~慶次郎) 見事な成長ぶりでした
■ゲスト賞
石田えり (おみつ~慶次郎6話) 見事な昔の女でした
若松武史 (常蔵~慶次郎9話) 見事な死にぷりで
山崎樹範 もうどこにでも登場している、甲本さんと二人で探すのが楽しみです
佐藤江梨子 (みさえ~相棒8話) Sで薫君をいたぶった女王さま
高橋かおり (繭子~相棒1話) いつまでも魅力的
■新人賞
大西麻恵(及川明日美~1リットル) 映画版をみたくなった
佐藤寛子(浜中ももこ~あいのうた) 実はグラビアアイドルだった
■最優秀子役賞
該当者なし
■脚本賞
江頭満智留 途中で交替? 泣かせてくれました
■演出賞
■主題歌 青春アミーゴ 修二と彰(野ブタ)~文句なし、ちょっと口ずさむほど
■単発ドラマ
(順不同)
ハルとナツ★★★★★ 親と昔話ができた
クライマーズ・ハイ★★★★ 古き良き男たちの哀愁
終りに見た街★★★★ 古さと新しさのモザイク、新也の愛国青年にびっくり
ウメコ★★★★ 心温まる子供の頃の不思議な世界
越路吹雪・愛の生涯★★★★ 苦手の天海さんがぴったりでした
太宰治物語★★★ 太宰にのめり込んだ青春が嬉し恥ずかし
トリック新作SP★★★★ いつもの遊びで楽しんだ。仲間さんは奈緒子から抜け出れるか
飛鳥へ、まだ見ぬ子へ★★★★昔本で泣いた、今も泣いた、泣きたいのです
白線流し★★★ 淡々と結ばれることなく10年が終わった
赤い運命★★★★★ 単なる百恵→綾瀬はるかファンです
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