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玲子11~衝動~


そう言いながらも慎司は、すでに身体を起こしたアタシにのしかかってくる。
「もう止まらないよ。ね、いいだろ?」そう言って、アタシのスカートの中へ手を入れようとする。
「や、ここじゃ・・・人に見られちゃうわ」そう言って、慎司の手を押し止めた。
「わかった」慎司は大きくなった自分のものを無理やりチノパンに押し込むと、
携帯電話からすばやくメールを送り、電源を切った。
車のギアをドライブに入れる。
「ねぇ、いいの?帰らなくちゃいけないんでしょ?」
「いいよ、もう。どうにでもなるから」
あはは!ヤリたくて必死ね。まったくなんて簡単な仲なのかしら、アタシたちって!
でも、それでいいの。ちゃんとアタシのことも、キモチよくしてくれなくちゃイヤよ。

そして車は、近くのラブホテルへ入っていく。
週末のラブホの駐車場はいっぱいだった。
「部屋、空いてるかな」そういいながら、やっと見つけたスペースに車を留める。
ラブホテルの中は思ったより空いていて、一組の若いカップルが順番を待っているだけだった。
黙ったまま待合で待っていると、部屋がひとつ空いたようだった。
前のカップルが部屋を譲るという。どうやら一番高い部屋らしい。
「じゃ、お先に」そう言って慎司は部屋のボタンを押す。
エレベーターで上がって、ランプのついた部屋の鍵を開ける。
「入って」アタシを先に部屋に入れると、バタンとドアを閉めた。
部屋はさすがに一番高いだけあって、かなり広かった。
大きくて真っ赤な革張りのソファが目を惹く。その他はモノトーンで統一されたシックな室内だ。
ベッドも広くて、柔らかそうだった。

後ろから不意に抱きつかれた。
「玲子・・・」
「こんな高い部屋、よかったの?」
「いいよ。一刻も早く2人きりになりたかったから」
「一刻も早く私が欲しかったから、でしょ?」
「そうだよ」そう言って、くるりとアタシを自分の方へ向ける。
今度こそ、慎司の瞳をしっかりと覗き込む。
アタシが欲しい「なにか」が映っているか、見たいから。

アタシと同じだけの「なにか」は、確かにそこにあった。
欲シクテ、タマラナイ・・・そう語っていた。
アタシの頭を引き寄せて、強く強く、キスをする。
慎司のカラダの奥から、アタシを欲している。あの「匂い」が、ほとばしる。
たまらないわ。そうじゃなくっちゃ、やる気がしないもの。

もどかしいのか、キスをしながら、せわしなく慎司の手が動いて
アタシのブラウスのボタンをはずす。引っ張るようにして脱がす。
スカートのホックを外してチャックを下ろす。
ストンと、柔らかな生地のスカートが足元に落ちた。
「待って、シャワー浴びてないわ」荒々しい慎司のくちびるから無理やり離れて言ったけど、
一向にやめようとしない。
「いいよ、シャワーなんて、後で」
また、くちびるを奪う。
そしてアタシを抱き上げて、ベッドへ倒れこんだ。
「やめて、シャワー浴びて」
「いやだ。もう、我慢できない」
そう言って、パンティを乱暴に剥ぎ取ろうとする。
「やだったら!」
力ずくでアタシのからだをベッドに押し付けて、パンティを無理やり下ろした。
アタシは薄いスリップとブラを身に着けたままで、犯されそうな勢いだ。
慎司は片手でアタシを押さえつけながら、自分のチノパンを下着ごと降ろして脱ぐと
アタシの上に、のしかかってきた。


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