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玲子29~蒼い時 2~
卒業して就職したら必ず返すと約束をして、毎月父から家賃を出してもらうことになった。
生活費は自分がバイトで稼ぐと言って司はきかなかった。
私は司と一緒にいたいと思った。父に反対されても構わない。
私は司に「私もこの家を出て、司と一緒に暮らしたい。離れたくない」と、打ち明けた。
司は「僕と玲ちゃんが同時に家を出ては、お父さんが寂しがるよ。それに・・・
高校を卒業して就職したら、玲ちゃんを迎えに行きたいんだ」と言ってくれた。
「今すぐにでも、玲ちゃんを自分のものにしたい。でも、それまで我慢しないといけない」
自分に言い聞かせるようにそう言って、司は初めて私を抱きしめた。
そして私達はそっと、くちびるを合わせた。
私は、今まで味わったことがないほどの幸福感でいっぱいになった。
「きっと・・・きっと迎えに来てよね」私は司にしがみついた。
「うん。玲ちゃんも待っててね。約束だよ」そう言ってくれた司。それなのに・・・
バイトの帰り、無灯火で自転車に乗って1人暮らしの部屋に帰宅しようとしていた司は、
信号のない交差点でトラックと衝突し、突然この世を去った。即死だった。
人は、驚くほどあっけなく逝ってしまうものなのだ。
なんの心の準備もなかった私は、事実を受け止められなかった。
泣くことさえできなかった。
顔の判別もつかないほど損傷した遺体を、司だと思えなかったし、理解したくなかった。
「もう二度と、司に逢えない」そう実感したのは司の葬式が済んで、
司の部屋を片付けている時だった。
どうしようもない孤独感と喪失感は、いきなりやってきて私を襲った。
司が宝物のように大事にしていた、あのたくさんの私の絵。
それをもう一度目にした時、私は狂ったように泣き出した。
死んでしまいたい、とさえ思った。
それでも、司の後を追って死ぬことはできなかった。
父のことを考えたら・・・という感情ではない。
司を忘れないでいてあげられるのはこの世で私だけだ、と思うからだ。
どんなに忙しくても、月に一度の墓参りは欠かさない。
司に抱かれたかった。一度でいい・・・司と、ひとつになりたかった。
今でも私は渇望する。
でも、それは決して叶わない。私はもう二度と、司に触れることはできない。
それでも、不思議だ。心はずっと司を求め続ける。
司が亡くなって、もう4年になるというのに。
きっと私の魂は、永遠に司のものなのだ。
永遠に。
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