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皆さんこんばんは。
TheStreet.com Trump Hotel & Casino Resorts (以下Trump Hotel)は、来月にChapter 11th(日本で言う会社再生法)を申請すると発表しました。トランプから7500万ドルの資本注入とトランプの持ち株50%から25%に減らすかわりに、同社の負債総額18億ドルから12億5000万ドルへの減額と借金の利子を12%から7.9%へ引き下げるというディールでした。
約10年前トランプは9億ドルもの個人債務を抱え財政難に陥りました。そこでお荷物となったホテル・カジノ事業を破産させ、Trump Hotel & Casino ResortsとしてNYSEで上場し投資家から資金を集め、再建させようとしたのが当時の狙いと思われます。
当時Trump Hotelへ投資した人は、 おそらくトランプを信じてお金を投入したでしょう。95年のアニュアルレポートを見てみると、自己資本率は8.65%でバランスシートは貧弱。営業利益3,345万ドルに対し借金の利息支払い3,501万ドルで、借金返済で苦しんでいる会社としか見えません。この数字を見れば、少なくとも私は投資しません。
株主資本は約1/10に減少し、債務超過寸前です。発行株式数が増えると1株あたりの資産や利益に対する持ち分が減る為、株式発行の乱発(2,203万株)は投資家をだましているとしか言えません。トランプは固定資産を増やしておきながら、8年もの間、1度も利益を生まないまま破産申請するに至りました。それなら、無駄な固定資産を売却し、投資効率を改善させれば、少しはましになったかもしれません。
(3年前、トランプの自伝を読んだ時には、感動しました。彼のディールメイキングには、一種の芸術性さえ感じました。アパート投資から始まり、現在では総資産25億ドル(そのうち18億ドルは負債)までに成長させた実力は、素晴らしいものがあります。しかしながら、トランプタワーを実際に見学したり、アプレンティス(NBCの人気番組)を見ましたら、イメージは逆転しました。金や大理石を使った成金の自宅、派手にすればいいというようなカジノホテル。彼の芸術的・ビジネスセンスには賛同できません)
CNBCの電話インタビューでトランプは「債権者との今回取引はグッドディールだった。ビジネスは健全で、今後は楽しみである」と発言。「持ち株50%から25%に減ってしまうが、将来買い戻すと思う」
賢いトランプが将来買い戻すとは思いません。なぜなら、本当に手放したくないビジネスであれば、この取引でトランプが資本注入するべきなのです。有名人だからといって投資すると、痛い目にあいますよ。
PS って言っておきながら、アプレンティスの大ファンです。秋から始まる新シリーズが楽しみです。
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