
今週のヴィッセル神戸の練習では、4バックは不変だが、FWの並びが1トップ、2トップ、3トップと全てのオプションのトレーニングが観られた。
私自身、基本的にシステムありきの考え方は好まない。しかし、今節の川崎戦では、前線のシステムが相手に与える影響は少なからず有りそうで、その意味では大きく結果を左右するかも知れない。
その根拠として、川崎の関塚監督が、近年増えている4-3-3(4-2-3-1)への対応を今年の課題に挙げていたことがある。
川崎の3バックは対人に強く、相手のフィニッシュへの対応に長けている。しかし、ワイドな揺さぶりと瞬間的な速さには手を焼いている。
単純に例えれば、3トップの左に浦和の相馬、右にFC東京の石川のような選手がいて、スピードで縦突破を繰り返せば、川崎のような3バックの弱点は突き易い。
しかし、ヴィッセル神戸のワイド攻撃にはスピードが不足している。どちらかと言えばゲームメーカーがサイドに構えている。
そうなると、3バックの左右のスペースを有効に攻め切れるとは断言出来ない。しかも、CFに高さを売りとしない選手を据えるとなれば、組み立てまでしか持ち込めない展開すら有り得る。
トップの枚数が何枚であろうと、ポストプレーヤーが不在の神戸のFW陣を考えた時、CFがサイドへ流れてウィングの役割を果たし、フィニッシュを2列目の選手や逆サイドのウィングに託すなどの工夫が必要。
CFが裏を取る事や楔に入る事に固執すれば全体が硬直化する。
今節に関しては、CFはどっしり構えずに左右に流れて頻繁にポジションチェンジを行うべきであり、それが3バックの弱点を突くことにも繋がる。
ピッチをワイドに使った後の締めの仕事を、大久保や朴の密集での速さに期待したい。
VS - G大阪 2013年05月09日
VS -岡山 2013年04月29日
VS 北九州 - 1 2013年04月17日