Привет с России

【音の無い世界 その3】




本の中その1


このオッチャンの顔とアルファヴェットの一覧表ではは~~ん☆と判ってしまった方が多かったようなクイズ。。。いや、クイズって程でもなかったのだが。

実はコレ、寄宿制の聾学校の校長から頂いたものなのだ☆ なんでも聾者の家族でもないのにわざわざ本校を訪ねてきてくれた奇特な人は国内でもこれまでおらず、Ю者ただ一人だったらしく、しかもこれが(当時)日本手話を操る外国人だった為、たいそう珍しがられた。そこで帰りのホームルームで緊急特別出演、Ю者による「世界の国からこんにちは♪」スピーチを急遽やる羽目になったのであった。これはかなり大変だった。いきなりなので一体何を生徒達に話せばよいのか、全く準備していないのに向こうはかなり期待の眼で見つめている。結局しどろもどろでロシア語を話し、手は日本手話で語る、そして側で立っている校長が私の発声する言葉を聞いて手話通訳して生徒達に伝えて行った。。。大勢の前で手話をするのはこれが最初だった。

あれから数年経つ。
現在は私設の聾学校も設立され、通常の教育課程を終えたものの十分に理解できずにいた、補足的な授業を求める聾者の若者達が授業料を払いながら毎日そこへやって来る。私設の聾学校の教師達全員が手話を出来るというわけではない。手話が出来るのは聾者として育ち、後に教員免許を取得した教師2名だけ。それ以外の教師と校長は健聴者で、聾者の立場を思いやってこの学校を設立し、運営している。
またЮ者も聾者とこの街で沢山出会ったのでこの国の、この都市で語られる手話を話せる特殊な人物となっていったのであった。

・・・続く


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Привет с России


Владивосток


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