2012年03月16日
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カテゴリ: 音楽 [洋楽]
Kabukicho, Shinjuku at night

洋楽特集 第4回
それではご一緒に。
デュエット音楽 をどうぞ・・・


 (※ 家弓 家正 氏か 若山 弦蔵 氏の声で)

♪今宵は、魅惑の共演の数々をご用意致しました・・・
今日の出会いを祝して、ふたりの永遠の思い出として残るような
そんな音楽の数々を お送り致します
それではお聞きください・・・♪


それではスタート!


完全版レビューは>> コチラ



△▼ △▼ △▼
Paul McCartney & Stevie Wonder - Ebony & Ivory (1982)
P・マッカートニー & S・ワンダー - エボニー・アンド・アイボリー

収録アルバム『パイプス・オブ・ピース』



・・・ 『無難』   という空気が向けられている様な気が・・・

さてw

『愛と青春の旅立ち』とか『エンドレス・ラブ』とか
大ヒット曲は他のレビュアー様にお任せするとして・・・

当レビューでは
と、 歌手 が 有機的に化学反応を起こした様な

そんな曲をご紹介したい。



△▼ △▼ △▼
Youssou N'Dour&Neneh Cherry - 7 seconds (1994)
ユッスン・ドゥール&ネナ・チェリー - 7 セカンズ

収録アルバム『Guide (Wommat)』



いきなり カオス 状態に突入である。

ワールド・ミュージックのグラミー賞受賞歌手で、
ピーター・ガブリエル ゆかりの アフリカはセネガルの音楽家。

ユッスン・ドゥール のドラマティックなナンバーである。


当初から言動が社会的にも影響力のある人物で 「歌うジャーナリスト」 と呼ばれており
近年は大統領選に出馬するとの話が音楽界で話題になった人物である。



△▼ △▼ △▼
Prince&Sheena Easton - U Got The Look (1987)
プリンス&シーナ・イーストン - ユー・ガット・ザ・ルック

収録アルバム『サイン・オブ・ザ・タイムズ』



本曲は、音楽という枠を超えたような プリンス のサウンドに、
大スターであるはずの シーナ・イーストン がすっかり飲み込込まれて
デュエットと言うより、殆ど ゲスト扱い になっているという奇妙なPV。


個性的なサウンドと女性的なビジュアルで 他のブラック・ミュージックと一線を画した
天才性を持つアーティストである プリンス

ライブではブラック・ミュージックの伝統的な華やかで躍動感のある
意外な骨のあるステージを見せてくれる。

何処かの王族の様な浮世ばなれしたキャラクターでありながら
実はしっかりと地に足を付けた実力のあるアーティストなのである。



△▼ △▼ △▼
Aretha Franklin&Annie Lennox - Sisters Are Doin' It For Themselves
アレサ・フランクリン&アニー・レノックス - シスターズ・アー・ドゥーイン・イット (1985)

収録アルバム『Be Yourself Tonight』



ブラック・ミュージック界の超大物 A・フランクリン とユーリズミクスの A・レノックス
強力タッグによるナンバーである。

見ても分かるとおり 唄っているのは静かな恋の曲ではなく、 力強い女性賛歌 である。

シンディー・ローパー がそうであったように 女性の社会地位の向上の動きの中の
皆に 望まれるべき して実現した共演であったと 思われる。



△▼ △▼ △▼
James Ingram&Michael McDonald - Yah Mo B There (1981)
ジェームス・イングラム&マイケル・マクドナルド - 歓喜の調べ

収録アルバム『Michael McDonald - Ultimate Collection』




元ドゥービー・ブラザーズの M・マクドナルド
「クインシー・ジョーンズの秘蔵っ子」 と呼ばれたオルガン奏者でもある
J・イングラム のヒット曲。


デジタルでミニマルなパターンをバックにR&B風に縦横無尽に揺らせて唄うのが絶妙の
AORミュージックに仕上がっている。

非常に象徴的なPVで 当時の世相が 呪縛からの解放 を叫ぶものが多い中の
最たる出来と言える。

J・イングラムは、USAフォー・アフリカの 「ウィー・アー・ザ・ワールド」 の中で
大スターがいる中、新人の身空で レイ・チャールズ と掛け合いしてたのが懐かしい。



△▼ △▼ △▼
Jeff Beck&Eric Clapton - Futher On Up The Road (1981)
ジェフ・ベック&エリック・クラプトン - ファーザー・オン・アップ・ザ・ロード

『ザ・シークレット・ポリスマンズ Music Live Best [DVD]』



お次はギターのデュエットを、ということで

Secret policeman's Concertからザ・バン ドの解散コンサート「ラスト・ワルツ」
でも弾いていたフレディ・キング作のナンバーでの J・ベック とのギター・バトルを
ご堪能頂きたい。

当初自分のスタイルを模索していた ジェフ
クラプトンからは 「ブルースをやったら殺す」 と脅され
ジミヘンからは 「我が道を行け」 と相談にならず

悩んだままの音で インスト・アルバム を製作した所
フュージョン
と呼ばれるジャンルを築くのに一役買う事に繋がった。

ここでのジェフのギターは解放されたように まるで 喋っている かの様な
ダイナミックでスリリングな演奏を見せている。



△▼ △▼ △▼
Peabo Bryson&Roberta Flack - Tonight I Celebrate My Love (1977)
ピーボ・ブライソン&ロバータ・フラック - 愛のセレブレーション

収録アルバム『Born to love 愛に生きて』



映画「アラジン」でも御馴染みの デュエットで有名な P・ブライソン
大スターR・フラック の顔合わせ。

P・ブライソンは15歳年上の大先輩相手に良く渡り合っている様に見える。


R・フラックはブラック・ミュージックをコンテンポラリー化に一役買った人物で
フォーク歌手の印象すらある清楚なイメージがロマンティックなバラードに
よくマッチするアーティストである。


グラミー受賞の ロバート・プラント アリソン・クラウス との共演の成功からも分かるが
ベテランの方が 引いて ホープに任せるのが

大スターとの共演を 上手く行う 秘訣 であるようだ。



△▼ △▼ △▼
Bing Crosby&David Bowie - The Little Drummer Boy (1977)
ビング・クロスビー&デビッド・ボウイ - ザ・リトル・ドラマー・ボーイ

収録アルバム『Christmas Classics』



クリスマスに豪華アーティストを呼ぶ
バラエティ番組みたいなものを、当時B・クロスビーをホストに制作した番組からの

珍しい組み合わせの デュエット

会話はおそらく脚本によるものと思われ
「古い音楽は聴くの?」という問いに「ええ、ジョン・レノンや、ハリー・ニルソンを聴くよ」
というボウイの答えは 笑う所 なのだが、何だか微妙である。

D・ボウイが言う 「僕には息子がいるよ」 の息子とは

映画 『月に囚われた男』 の、 ダンカン・ジョーンズ監督 の事である。



△▼ △▼ △▼
Nat King Cole & Natalie Cole - Unforgettable (1992)
ナットキング・コール&ナタリー・コール - アンフォゲッタブル

収録アルバム『アンフォゲッタブル』



デジタルの技術の発達のおかげで、かつては不可能であった
様々な録音が可能になり、本作もその一つ。

時代を超えての 父と娘 の共演を実現し、当時話題となった大ヒット曲。

ナットキング・コール は元々ジャズ畑の人で
スイングジャズの卓越した ピアニスト である。

ドラム無しで ギターとベースで革新的なトリオ編成を流行させ
後に艶のある通った声質を買われてボーカルを取るようになり
ポップスの世界に足を踏み入れることになる。



△▼ △▼ △▼
Celine Dion&Frank Sinatra - All The Way (1999)
セリーヌ・ディオン&フランク・シナトラ - オール・ザ・ウェイ

収録アルバム『All The Way...A Dacade of Song』



映画 「タイタニック」 で御馴染み、世界の歌姫 C・ディオン
デジタル技術で F・シナトラ との共演が実現した超話題作である。

元々シナトラのソロの曲に手を加えてデュエット曲にしたもので
途中曲のリズムが 字余り になるのもその為。


本ライブはラスベガスでの4年間に渡る定期公演 「A New Day」 での模様で
演出は シルクド・ソレイユ を手がけた フランコ・ドラゴーヌ

ダンサー達とのエモーショナルな振り付けによるダイナミックなステージは
どれも感動的で、本曲はロマンティックなバラードの感動的な共演が話題を呼んだ。



△▼ △▼ △▼
The beatles - Free As A Bird (1995)
ザ・ビートルズ - フリ-・アズ・ア・バード

収録アルバム『ザ・ビートルズ アンソロジー1 』



本曲は、デュエットと言うよりは 再結成 で、
当時音楽界の大事件となった超話題作である。

本曲こそ、デジタル技術無しでは不可能な共演だったであろう。

プロデューサーであるELOの ジェフ・リン は、ジョン夫人である
オノ・ヨーコ から渡された、音質の悪いカセット・テープの音源を
最新技術を駆使してオーバー・ダビングできる状態まで持って行った。

ジョージのスライド・ギターがむせび泣き、唄のパートが始まり 「フリー」
とジョン・レノンの声が聴こえた時

音楽を越えた奇跡を目撃した様な気持ちになる。


本曲は解禁まで最重要事項扱いとされ、当時EMIの社員達は
首を掛けて漏洩の防止に努め、全員ピリピリしていたという。


解禁日にDJの 赤坂 泰彦 は自身の番組で
「このバンドの曲を紹介できる事を誇りに思う」 と語っていた。


        △▼ △▼ △▼



それでは今回はこれで終了です。
今宵も素敵な夜を・・・






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最終更新日  2021年06月14日 16時58分58秒
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