2013年02月19日
XML


- 映画コラム -
ロッキー ・・・
輝かしい 『バッタモン』 の世界




という訳で今回はボクシング映画の 『の』 です

『何で顔が腫れ上がる様なスポーツを好き好んでやるのか気が知れない』 と
私の身内の様に 身も蓋も無い事を言われる方もおられるかと思いますが

誰もが出来る事じゃない故に、誰もが知り得ない様な
感動を与えてくれるのが ボクシングの醍醐味なのだと思います。

最初はブータレて観ていた身内さえも、
最後はヒートアップして釘付けにさせるのがボクシング映画の魅力です

という訳で
今回は 『ボクシング映画』 に纏わる、バッタモン(偽物)を
ご紹介したいと思います

あなたは幾つご存知でしょうか?


△▼△▼△


リアル・スティール
REAL STEEL
2011年12月 アメリカ 128分
製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ
監督 : ショーン・レヴィ
出演 : ヒュー・ジャックマン、ダコタ・ゴヨ、エヴァンジェリン・リリー


これは、SF版 ロッキー でしょうw

原作はスピルバーグ監督の出世作 『激突』 の作者
リチャード・マシスンの短編

短編を映画の企画にするのはSF映画では常套作で
フィリップ・K・ディックの 『ブレードランナー』 『マイノリティ・リポート』 などは
全部短編でした

やはり、話を自由に膨らませる事が出来るのが理由なのでしょうか

試合のシーンなど、ロッキーで感じた興奮そのものでしたが
作品中の風潮は ハイテクがハイスピードでローテク化していく
失業ムードな世界

ラストの意味合いが若干違うのは アメリカンドリームと言うよりも
格差社会への批判なのかもしれません


△▼△▼△


チャンプ
THE CHAMP
1979年7月 アメリカ 123分
監督 : フランコ・ゼフィレッリ
出演 : ジョン・ヴォイト、フェイ・ダナウェイ、リッキー・シュローダー
ジャック・ウォーデン、アーサー・ヒル

この映画はボクシングが舞台の作品なのですが
内容は ハンカチが必要とか言う 『アレ』 な映画です・・・w


オスカー俳優のジョン・ヴォイト、フェイ・ダナウェイ、名子役のリッキー・シュローダー
の三つ巴の芝居が見どころですが

『子供の涙と 小動物は主役殺し』 と呼ばれる様に

リアルなボクシングの世界を描いた 迫力編と言うよりは
舞台劇的メロドラマの要素の方が強い

従来のハリウッド的お涙頂戴映画の 過渡期に制作された
最後の作品と言える映画でした

この後のボクシング映画は、
この映画でのジョン・ヴォイトの熱演程度の映像では納得しない

リアルな臨場感が求められる様になって行きます


△▼△▼△


ストリートファイター
TREKKIES
1975年10月 アメリカ
監督:ウォルター・ヒル
出演:チャールズ・ブロンソン、ジェームズ・コバーン、
ジル・アイアランド、ストローザー・マーティン、マギー・ブライ


ジャン・クロード・バンダム主演の例のゲーム映画とは関係ありません

70年代後半、乾いたタッチの新感覚アクションの旗手として登場した
『ザ・ドライバー』 『48時間』 のウォルター・ヒルの監督デビュー作です

ウォルター・ヒルは80年代にヒットメーカーとして活躍し
リドリー・スコットの 『エイリアン』 の製作などにも関わった映画人でした

エイリアンでの光と影による独特の映像は
リドリー・スコットの得意とする演出効果ではありましたが
あの張り詰めた様なハードボイルドタッチは
ウォルター・ヒル に寄る所が大きかった様にも感じられます

ちなみに、
吹き替えが 棒読み女王として一部名を知られる 剛×彩芽 が担当した事で話題の
『プロメテウス』にも製作に名を連ねているので

『プロメテウス』はれっきとしたエイリアン・シリーズの
最新作と言える事が分かります


・・・『ストリートファイター』 の話でしたねw


そういえばこの作品、素手で殴り合う 『ストリートファイト』 が舞台なので
ボクシング映画じゃないでした ♪チャンチャン・・・w

そもそもロッキーよりも前に作られているので
バッタモンですら無いです~(半笑)


この映画のブロンソンとコバーンの 寡黙と陽気の人間関係は
古き良き ハリウッド・バディー映画の要素 そのもので

拳闘映画がリアルな臨場感を求める以前の
まだまだ 俳優のオーラに頼っていた頃の
最後の作品と言えると思います


△▼△▼△


カンバック
COME BACK
1990年 日本
監督:ガッツ石松 脚本:倉本聰
原作:安部譲二 音楽:久石譲

出演:ガッツ石松、栗原小巻、竜雷太、高品格、地井武男


・・・さて、おなじみのコーナーです(爆)


意外な読書好きで知られ 『宮本武蔵』 が愛読書で

好きな映画が 『ゴッド・ファーザー』 好きな俳優が アル・パチーノという
知る人ぞ知る 映画好きな一面を持つ ガッツ石松の

ヒロインに大女優 栗原小巻、脚本に 『北の国から』 『駅』 の巨匠 倉本聰
音楽には 宮崎 駿監督作 北野武作品の常連 巨匠 久石 譲という

豪華キャストに豪華スタッフが集結して
私財を投げ打って制作されたのが本作です


普通に作れば、安部譲二 の原作を 倉本聰 が 完璧に脚色した脚本で
監督は椅子に座っているだけで 自動的に一流スタッフが

傑作映画に撮り上げて行ったものを

『リアルじゃない』 を理由に ガッツが脚本を全面的に書き直し、
後にも先にも、倉本聰の脚本に赤ペンを入れた恐れ知らずとして
邦画界の伝説となった事を皮切りに、

完成した映画は、一ショット一ショットを単独で見れば迫力ある映像ではあっても
シーンの繋がりも流れもヘッタクレもないトンチンカンな編集で

巨匠の脚本に赤ペンを入れてまで
『リアル』 にこだわった筈の試合のシーンも

焦点が天地程にもズレた非現実この上ない
実にシュールな演出の前に、観ていて目が点になります


しかし、『ダメ』 映画ではありますが、なぜか温かい目で観てしまうのは
ガッツの映画にかける情熱が 画面から感じ取れて

何よりも 映画への愛情が
作品からにじみ出ているのが 分かるからでした


所で、恐れ知らずのガッツは本作の主演に
アル・パチーノを考えていたらしく ハリウッドへ打診したといいますが

『アイツは10億出せと言ってきやがった』と 丁重にお断りし
それでも、エージェントがきちんと返事をして来た事には
いたく感心したとの話を後のインタビューで語っており

18kgの減量で体当たりで挑んだ役柄も
興行は惨敗、背負った借金は3億円になったと

アノ口調で 豪快に笑い飛ばしていたのが
印象的でした


△▼△▼△


というわけで、いかがでしたでしょうか?

他にも 『ボクサー』という寺山修司の
ホボ 『あしたのジョー』 という映画もありますが

こちらは隠れた名作になっております☆


それでは 次回をお楽しみに



この記事の『楽天プロフィール』のつぶやきは >>こちら







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2016年12月18日 07時54分37秒
コメント(0) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

プロフィール

Voyager6434

Voyager6434

サイド自由欄




​​
​​
​​


​​
​Twitterはコチラ​​
​​ ​​
​​Voyager6434​​



にほんブログ村 映画ブログへ ブログランキング・にほんブログ村へ






バックナンバー

2025年11月
2025年10月
2025年09月
2025年08月
2025年07月
2025年06月
2025年05月
2025年04月
2025年03月
2025年02月

カレンダー

コメント新着

Voyager6434 @ Re[1]:2025年 新年あけましておめでとうございます(01/01) かめばーちゃんさんへ 今年も宜しくお願…
かめばーちゃん @ Re:2025年 新年あけましておめでとうございます(01/01) 謹んで新年のお慶び申し上げます。 今年…
Voyager6434 @ Re[1]:2024年 新年あけましておめでとうございます(01/01) かめばーちゃんさんへ 今更ですがw今年…
かめばーちゃん @ Re:2024年 新年あけましておめでとうございます(01/01) あけましておめでとうございます。 『芸…
細魚*hoso-uo* @ Re:『Wikiの写真で一言』第10回「努力義務って義務?」(04/30) こんばんは 田舎の中学生は古よりヘルメ…
Voyager6434 @ Re[1]:ヘタレ絵日記40『下○タ談義』(03/12) 細魚*hoso-uo*さんへ いらっしゃいませ~☆…
細魚*hoso-uo* @ Re:ヘタレ絵日記40『下○タ談義』(03/12) こんばんは あの当時もPTAが アニメで…
Voyager6434 @ Re:謹賀新年です!(01/01) かめばーちゃんさんへ おひさしぶりですw…
かめばーちゃん @ 謹賀新年です! 年末にコメントありがとうございます。 …

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: