フランス人彼氏から愛を学ぶ

フランス人彼氏から愛を学ぶ

トラブル続きの関西旅行

トラブル続きの関西旅行



私は東京で出会ってから、



福岡にかえり、



フランス人彼氏トウフと遠距離恋愛をしていました。



実は彼とは、たったの東京で三日間一緒にすごしただけ。



夢か現実かわからないような出来事であったのに、



そのときは、それが私のすべてで・・・



それで、彼のことを全部信じていたから驚きですよね~。



今なら信じられるかどうか分かりませんが。



それも、きっと愛があったからこそです♪



それから、次に会ったのが三月に入ってからでした。



関西で会う約束をしたのです。



彼は東京から高速バスで関西へ



私は朝一番の新幹線で



関西へいく予定になっていました。



忘れもしない。



三月六日。



私の看護学校の卒業式の次の日でした。



その卒業式の日、



私は袴を朝から着ていました。



それも、一日中着ているということで、



着付けをしてくれるおねーさんは、これでもか!!といわんばかりに、ぎゅーぎゅーに袴を着付けしてくれました。



ちょっとでも細く見えるのは女の願望!!



ですよね~!!



そのとき、「きついですか??」と聞かれました。



本当は・・・



い・・・息が苦しい!!



と、思うほど苦しかったのですが・・・



にっこりとした顔で・・・



「いいえ!!苦しくありません!!」きっぱり



と、言い切ったのでした。



それからの日が大変で~~



苦しくて苦しくて!!



やっぱり、卒業式ですから、夜遅くまで飲み明かしますよね~



息がくるしくなり。



やがて、足がだるくなり、ブーツが履けない状態に。



謝恩会ははだしで歩き回っていました。



深夜二時家に帰り着き、袴を全部脱ぎ終わると袴の帯でしばったあたりから下半身にかけて、真っ白~!!



血が通っていなくて、真っ白になっていました。



さらに、今まで見たことがないくらいに足はパンパンにはれ上がっています。



うっそ~~!!



私は心の中で叫んでいました。



だって、そうでしょ~



まさか、袴の帯で縛り上げたくらいで、こ~んな浮腫をおこしているなんて思いもしませんでした。



母も私の下半身を見、おどろいていたくらいですから、そーとーなもんです。



いやいや、仕方が無い。



そんな事をいっても、明日になる。



ああ~~



もう、深夜二時!!



明日の六時半には新幹線に乗っていないといけないのよ~~!!



私の家から駅まで30分かかるんだから~



あんまりねられないじゃないのよ~~!!!



などと思いながら、旅行の前日は寝ました。



ところが、トウフにひさしぶりにあえる~~!!



やった~~!!



と、言う気持ちでいっぱいで、これまた興奮して寝られず、私は四時に目が覚めました。




もうそんなら仕方ない!!



と、思い、



さて、お風呂にはいろ~と、思い、



風呂場で、服を脱いだ時でした・・・



きゃ~~~~~~~~~~!!!!



なんじゃこりゃ~~~~~~~~~~!!!



な・・・



なんということか、私のおなかは(主に下腹部)は、真っ黒になっていたのです!!
うっ血して!!



さらには、私のおなかは妊娠したのか!!??



と、思わんばかりに晴れ上がっています・・・



(いや、確かにそんなにやせてもないんですけどね)



ええ~~~!!!



本当にビックリしました!!



どうすんのさ~~~!!!



今からいとしのダーリンに会いにいくのに、こんなお腹であいにいくのか~~~~!!??



と、思いました。



おそるべし!!



袴威力・・・



そんなこといったって、時間は刻一刻とさしせまっています。



仕方がないんで、



念入りに念入りに~



朝からメイクアップをゆ~~っくりとやって気分をごまかしました。



そして、ちょっと朝も早かったのですが、



さて、駅にいくか・・



と、思い窓の外を見た瞬間!!!



私は氷りつきました。



・・・



な・・・



な・・・



なんと!!!



そう・・・



表現するなら



一面銀世界!!!!!



だったのです。



そうです。



雪がふっていたのです。



道路も一面真っ白!!



私のうちから駅まで30分。



そして、ここは雪がめずらしい福岡・・・



まちがっても、私の車はスタットレスタイヤなんかではありません・・・



どうやっていけっちゅーねん・・・



そして、天候までが私の邪魔をするのね!!きいー!!



と、おもいました。



もちろん、こんな朝早い時間にバスなんか通ってるはずなんかもありません。



さらには雪で車は大渋滞の可能性大!でした。



こんなところでおくれるわけにはいかないのよ~~~!!!



私はそう思い決意しました。



なにがなんでも、いってやる!!



すぐに、車に乗り込み、私は駅まで走り出しました!!



なんせ、走りなれてない雪道です。



まだ、朝も早く車はいますが、大渋滞とまではいきません。



それでも、時速30キロ。



ちんたら、車は走っています。



そんなこといったって、新幹線は待ってくれません。



私は、死ぬ思いで、50キロ出し、走りました。



いまから思えばかなり無謀です。



橋を渡るとき、ふと見ると対向車線は事故を起こし、大渋滞となっていました。



・・・



私も一歩間違えればこうなるのよ!!



と、おもいぞっとしました。



なんとか駅にたどり着き、私は走って新幹線に乗り込みました。



発車10分前でした。



もう、セットした髪なんてぼろぼろです。



でも、ほっとしました。



そして、山口広島と、いくにしたがって、雪がないのにもおどろきました。



福岡はあんなに大雪だったのに・・・



なぜ!!??



まさか・・・



私を彼に会わせないための仕掛けだったのか!!??



とまで思いました。



しかし、こんなにトラブルがあったぶん、京都につき、彼の顔をみたときの幸せはかなりのものだったことは確かでした。



今の私たちは・・・




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