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「片付けとは、過去に片をつけること」、とは、近藤麻理恵さん(略してこんまりさん)の
『人生がときめく片付けの魔法』(サンマーク出版)の中で出てきたことばです。
彼女は片付けるとき、自分の持っているものを全て出して並べて、
一個いっこ手にとってみて、ときめくものだけを残し、他は処分するという
「二度とリバウンドしない画期的な片付け方法」を世に広めています。
で、私がしたいのはお部屋の片付けの話ではなくて、自分の持っている「思い」「イメージ」「気分」と言った、目に見えないものの片付けです。
目には見えないけれど、この影響力は計り知れません。
特に「気分」や自分に対して持っている「イメージ」。この二つは、何をやるにも、その持ち様で、大きく結果を左右するくらいの力を持っています。
ブログを書けなかったのは、facebookという居心地の良い場所に逃避していたせいでもあります。(SNS依存症?)
そんなことをしている間に、2012年が終わってしまいます。
だからいつまでも逃げていないで、片付けられない「思い」をなんとか全部出して見て
一つひとつ手にとって、ときめくものだけ残し、気持ちが暗くなるものは片付けていこうと思います。
今年始めたことで、一番大きな気づきにつながり、大きく自分を変えたのは
カプラン表参道校という英語の学校に、1月10日から11月初めまで通ったことでした。
たかが英語を学ぶくらいで、何がそんなに変わるのかと思うでしょう。
でも私がここで学んだことは、英語だけではありませんでした。
英語をここで出会った素晴らしい生徒さんたちと学ぶことを通じて
私とは何者なのか、何をしたいのかということに、だんだん気づいていったのです。
この学校の特徴は、英語で英語を学ぶこと。そして自分たちで自主的、能動的に学ぶことでした。
学校の中の会話も、生徒や先生との連絡ので使うFacebookでのコメントも、全て英語。
カリキュラムは講義中心ではなく、プロジェクトワークが必修でした。
プロジェクトワークでは、半年に一度のフェスティバルに向けて、クラスメートとプレゼンテーションを作り上げていきます。
私はドラマのプロジェクトワークを取り、毎週のクラスでのディスカッションや練習も、家で脚本を書いたり・・・も全部英語。
日本に帰国して以来、こんなに英語を話し日常的に考え、相手に伝えようと一生懸命になったことはありませんでした。
そしてまさにこのことが、私がこの学校に通った理由でした。
大好きな歴史(近代史)の授業も週に一度取りましたが、それも英語で学びました。
アメリカに留学するよりも安い費用で、日本にいながらにして留学状態を経験する。
それが入学を決めた理由でしたが、それは実現したと思います。
これは夫にとても感謝していることなのですが、入学に当たって彼が出した条件がありました。
「月謝の元が取れるように、できるだけ多くの授業を取ること。
交通費を節約するため五反田、渋谷間の定期を買って、定期代の元を取れるよう、週5日は最低通うこと。」
お金を出す彼からの条件提示だったので、引っ越すまでの5ヶ月間は、この条件を守りました。
カプランには、必修のプロジェクトワーク(週一2時間)や隔週の英語とスピーチの授業MIS(隔週2時間)のほかに
ALL (アクティブ・ラーニング&リスニング)という暗誦と発音などのチェックを受ける授業があり、このALLは開講している限り無制限に取ることが可能でした。
そしてこれも私にとって大変幸運なことでしたが、入学の際、代表の石渡先生と面接をし
プロジェクトワークや選択授業、ALLの課題を決めるのですが、ALLの課題として石渡先生から提示されたのが、スティーブ・ジョブスの2005年スタンフォード大学卒業式でのスピーチでした。
私が退職とイギリス行きを決めたきっかけになった、ジョブスのスピーチを、私が暗誦できるようになるかもしれない。
それは、涙が出るほどうれしいことで、ここで学ぶ大きなモチベーションになりました。
13日から書き始めた内容ですが、まだまだ終わりそうにありません。
なぜ私がその学校を11月初めに退校したかに至るには、もう2、3回に分けて書くことにします。
続きます。