ASPCA(4)

「ASPCA」 in New YORK

人口:800万 ペット数:500万 警察権限を持つ「動物虐待捜査官」:15名


ブロンクスへ向かうH捜査官(おとり捜査も行うため顔は伏せている)
[1] 飼い主を亡くした犬が一ヶ月間アパートの部屋に置き去りとの通報

管理人か家主がしかるべき機関に連絡して犬を保護すべき
部屋は鍵がかかっているので、管理会社に電話
『犬を放置して死なせたら管理人の責任になる』

隣人の協力で外の非常階段から中を覗いてみる
その様子を見ていた住民の親類だと言う女性が声をかけてきた
「部屋に入る同意書に署名を?」

入室の許可を得る
部屋には犬が1匹いる 犬は悲惨な状態 毛が伸び放題で目が見えない

女性の話では管理人が犬の引き取りを許可しなかったとのこと
女性と住民との関係は、彼女の叔母の夫 犬は叔母のものだった
「あなたは犬の後見人だ」
「でも管理人が認めてくれないの 鍵がないから中にも入れない」

チノはASPCAで保護することに

管理人はどこにいるのか不明
犬がいると知っていながら、餌も水も与えていない
これは動物虐待行為に当たる

H捜査官には管理人の意図が分からない
『 何を考えているのか理解できないし悲しくなります
簡単に解決できるのに何故放置するのでしょう
世の中には良識のない人がいるものです
』

マンハッタンにあるASPCA本部の診療所
ナリヴァンダ獣医師がチノを待っていた

若いのに右目は白内障 
左目は毛に隠れていて分からない
「触ると何かあるようだが弾力がないんだ」
眼球だとしても おそらくは失明している模様
毛を刈ってみると
「毛の下に眼球を見つけたがふつうの状態ではありません」
何かが刺さったか潰瘍が炎症の原因
左目は失明、右目はわずかに見えるようである

健康診断の結果を待つ間に
管理人の捜査と隣人への聞き込みを行う

獣医助手のコイルがトリミングを手伝う
ひどく絡み付いている部分は専門家が刈ることに

H捜査官は勤務が始まる前に新人のクリスティーヌアダムスを連れて
昨日保護したチノの様子を見に来た
「これがあのチノかい?」

『 管理人は義務を怠ったんです
この犬をシェルターなどへ連れて行ってやるだけのことをね。
この子に必要なのは愛情です。そうだろ?いい子だ!
』

チノは数週間で回復し獣医師も満足している
「以前は触れられるのを怖がっていました。
毎日接しているうちに人懐こくなりましたよ。
健康上の大きな問題はありませんが
毛で隠れていた左目の眼球は収縮して失明していました。
右目は白内障でほとんど見えない状態ですが
光の明暗は感じ取れるので飼い主について歩けます。
家具の位置を覚えたら、模様替えをしない限り
特に問題なく暮らせるでしょう」

H捜査官はアパートの管理人に
犬を部屋に放置した理由を尋ねた
故人の友人が犬の世話をしていると思っていたそうだ
管理人に罪はなく、チノも元気になった。

チノの気性に問題がなければ里親探しを始める

チノを審査するためトレーナーが来た
チノはほとんど視力がないうえ、気性に問題があるようだ
ASPCA勤務8年目のウェルズは様々な問題を持つ犬を見てきた
生活に支障がないかテストしてみる
「耳や目の不自由な犬は普通の犬より過剰に反応します。
突然 体に触れられると驚いてかみついたりするんです。」
「目の不自由な犬は新しい環境に慣れるのに時間がかかります
障害を持つ犬に対する深い理解と辛抱強さを持つ人に
チノの新しい飼い主になってもらいたいですね
。」
「障害を持つ犬を飼った経験のない里親には無理でしょう。」
ASPCAでは障害を持つ犬にも里親を見つけてきました。
チノにもきっと良い飼い主がみつかるでしょう。


ASPCAの忙しい一日が始まる
[2] ライ捜査官が連れてきたのは緊急治療を要する餓死寸前の2匹の犬
それぞれ庭と倉庫で保護された
非営利団体であるASPCAは、寄付金のおかげで専門的な治療が行える

虐待された動物を数多く診てきたシュワルツ獣医師も 2匹を見て驚く
「やせ細って骨と皮だけね。かなり衰弱しています。体重は標準の半分以下です」
ライ捜査官は犬を保護した場所の写真を見せる
犬は倉庫に閉じ込められていた。
まったく脂肪がなくあばら骨や背骨が浮き出ている
「立てるのが不思議なくらいだよ」
「骨に皮が付いているようなものよ」
犬の耳の怪我にはウジも湧いている

獣医大学4年生のハーディングは実地研修としてASPCAで見習いをしている
動物介護士ファウラーの手を借りて耳の蛆虫を取り除く

犬に名前を付ける
マキシン

もう1匹の方にも問題が、、、
首の周りの毛が変色している 鎖の後のようだ
首の部分に傷がある さびた鎖で傷ついたらしい
名前はアストロと命名
アストロにも一連の検査をする

2匹はひどい扱いを受けていた
『経済的な理由ではないでしょうね。飼い主の家には車が4台トバイクが1台ありましたからね。
経済的には余裕があるはずです。 世話を放棄したんですよ。明らかに動物虐待です 』

二週間後 マキシンは元気そう
『 後1日保護するのが遅かったら この子は死んでいたでしょうね。 』
耳の傷も綺麗になって後は毛がはえてくるだろう
1日数回の少量の食事にも慣れ、体重が増えてきたので
筋肉もつけるため毎日散歩も始めた  おとなしくて良い子である

アストロも回復して元気いっぱいである
体重は20キロ弱だったのが30キロ近くになった
重度の疾患もなく、すっかり元気になった

『 こんな愛らしい犬たちを虐待するなんてね。
餌を与えられないなら、里子に出すべきです。
』

ライ捜査官はM捜査官の協力を得て、保護した二匹の飼い主に事情を聞きに行く
飼い主「弟の犬だ」
『それは関係ない。ここは君の家だね。なら君の犬だ。』

「黙秘権のことは知っているか。
取調べを受ける前に弁護士を雇う権利がある。」
男性は動物虐待の容疑で警察へ連行された。

マキシンはASPCAの診療所で順調に回復している
しかし、行動に問題があるとトレーナーが指摘した
「行動テストの結果 食物に執着する傾向がありました。
餌を食べている時に近づいても襲いかかりはしませんでしたが
イヤがって逃げようとしたのです。
マキシンはそばに人がいる状況が嫌らしいのです。
これは良くない傾向です。
猫の餌に近づいたときに首輪をつかんで遠ざけようとしたら
振り向いてかみついたそうです。
テストでも時折攻撃的な一面を見せることがありました。
同じ日 通りすがりの子供にも噛み付いたそうです。」

『この二つの話から考えても 攻撃的で子供を襲うような犬を里子には出せません。 』
このような場合、ASPCAはリスクを回避するため、難しい決断を迫られる。

『行動に問題のない犬は決して処分しませんが
マキシンは危険なので安楽死させるしかありません。
危害を及ぼすような犬は里子には出せません。』

アストロも行動テストを受けた
幸い問題はないとされ、新たな飼い主ガンビ夫妻の家で暮らしている

「犬を飼おうと相談し始めた頃は子犬か純血種にしようと思っていたんだ。
でも、シェルターで新しい家族を待っている犬を引き取ることにした。
こいつは雑種のようだけど、とても個性的だしなかなか面白い犬だよ。」
アストロの新しい名前はスロットル
「いつも全速力で走り回っているから力強い名前にしたんだ。」



緊急出勤の要請を受けペンタジェロ捜査官が急行
[3] 虐待されて死んだ猫を預かっていると動物病院から連絡が入る
通報によれば猫は殴打が原因で死んだとのこと
獣医師から死因を特定するために詳しい話を聞く
飼い主は分かっているので捜査を進めるのは簡単と思われる

飼い主によると
猫にかまれた恋人がこの猫を殴り殺したとのこと

獣医師の話
「運ばれたときには死んでいましたが、頭部を何度も殴られていたようです」

猫を見て動物虐待だと判断しすぐにASPCAに通報したものである
猫は歯が折れているし、擦り傷だらけ、耳の周りに複数の傷、目の内出血はかなりひどい。

「 暴行されたのは間違いないでしょう 」
「動物虐待で起訴できるとは飼い主は知りませんでした
ASPCAに任せれば捜査してくれると教えたんです。」


猫のレントゲンも撮るように指示する

捜査官は飼い主に話しを聞きに行く
「彼女に証人の陳述書を書いてもらいます。
捜査には飼い主の協力がとても重要です。
これまでの経緯を知る唯一の人物ですからね。」

彼女は陳述書を書くと約束
彼女は恋人が虐待を認めたと証言

「彼の逮捕を?」
「ええ そう望んでるわ。
いかなる理由でも生命を奪ったからにはきちんと罰を受けるべきよ 」

『 動物を虐待するような人は、人間にも暴力を振るう可能性があるんです。深刻な問題ですよ 。』
「もう彼とは別れたわ」

飼い主の恋人だった男に会いに行く
「猫が死ぬ直前 一緒にいたこの男の言い分を詳しく聞いておくためです」

男性は虐待を認めた
「猫に何をしたか 書くんだ」
男性の陳述書から猫の死因は彼の虐待であることはほぼ確実

容疑を固めるため獣医師の報告書を待つ

ペンタジェロ捜査官は猫の撲殺を立証する有力な証拠を揃えた
検死報告書と目撃証言 容疑者の自白である
ロマーノ捜査官と容疑者の逮捕に向かう

『猫の検死報告書を獣医師から入手しました。
死因は殴打と特定されたんです。虐待の事実が立証できました。』

容疑者の方からダウンタウンで会いたいと指定してきた
これから逮捕されるとは夢にも思っていないようだ
「君には黙秘権があり発言は法廷で証拠となる。
弁護士費用が払えない場合は州が無料で紹介してくれる。分かったね?」
男性が連行されたのは動物虐待を扱う所轄警察である

『猫を殴り殺した犯人を逮捕することができて嬉しいですね。
しかし猫が苦しみながら死んだ事実は変わりません。
きっと必死の思いで逃げ回ったことでしょう。
家で飼っている動物を殺すという残忍な行為はとても理解に苦しみます。 』
今回のケースは悪質な動物虐待のため有罪が確定すれば
最低でも懲役1年の刑に処せられます

猫を殺された女性がASPCAを訪れた
彼女の悲しみを癒すため捜査官が新しい猫を勧めている
『 植物や動物には人間の心を穏やかにする力があるの。
気持ちが前向きになって癒されるわ。

動物は大好きだし一緒にいると楽しいものよ。』

猫を殴り殺した男は容疑を認め動物虐待罪で 逮捕 された
殺された猫は戻ってきませんが、新しく猫にも彼女にも新しい家族ができた



ルーカス捜査官は緊急の要請でサンダーノ捜査官と現場ブロンクスに向かった
[4] ベランダに餓死寸前の犬が放置されているとの通報
昨夜遅くの時点でかなり衰弱していたようだ
数ある通報の中で最も緊急だと判断したので
今件の対処を最優先する
毎日多くの通報があるので迅速さが要求される

住民は留守で外からは犬の姿が見えない
隣人に協力を求め ベランダ越しに犬を見る
餌も水もない。痩せている。ちゃんとした犬小屋すらない。
『今日は嵐の予報なのに雨をしのぐ場所もありません。』

梯子でベランダに登り、犬を保護すべきかどうか判断することにする
『とても痩せていますが、保護するほどではありません。
先に飼い主から事情を聞くことにします。
犬に餌を与えて飼い主からの連絡を待ちましょう。
世話が不十分なので改善するよう指導します。 』

写真を撮って、警告書を置いて帰ることに
『また様子を見に来ますが、飼い主から連絡が欲しいですね』

ルーカス捜査官のもとに犬の飼い主から連絡があった
『やせ細っていたので、犬の体重が増えているか確認しに行きます。』
『外で飼うなら犬小屋が必要だと注意しました。
これから寒くなるので、屋外に放置すると命が危険です。
飼い主は協力的だったので改善されていることを願います。』

訪ねて行ってみると飼育環境が改善されていた

『これがあの犬です。見違えました。餌を変えたようですね。
かなり回復して元気そうです。ニューヨークでは屋外で犬を飼うなら
犬小屋を用意するように法律で定められています。』

『柵で庭を囲ったので安心して遊ばせられるし、
雪や雨や寒さをしのぐための犬小屋も用意されています。
犬を保護しなかったのは敵切な判断でした。 』

『 この仕事は状況を正確に把握し冷静に判断することが必要です。
発見当時、医療処置も必要でしたが、それを含め飼い主に責任を委ねて正解でしたね。
』


残酷で違法な闘鶏のおとり捜査を行うH捜査官
[5]闘鶏用のオンドリを多数飼っている場所があると情報が入った
今日も情報を入手
ブロンクスのトレモントへ向かっている

誰がどんな状態でシャモを飼っているのか現場に出向いて確認する
闘鶏用なら違法なので没収する
闘鶏を行う組織を摘発する糸口になるかもしれない
中には捜査に協力して情報を流してくれる者もいる

緊急事態に陥ったときパックで逃げずに済むように先に車の向きを変えておく
安全対策は重要
シャモはとても高価なので所有者は用心のため武装している危険がある

ニワトリはいたが人はいない
『飼育用の小屋がありました。
ここなら通りから見えず、音も聞こえません。絶好の場所ですね』
大半のニワトリを連れて移動したらしく、飼育小屋の鍵は開いたままの状態
ここに誰かが住んでいたのは明らか

すぐ戦えるシャモ以外は置いていったらしい
『次の闘鶏シーズンの12月になれば戻ってくるはずです。
動物虐待の証拠となるも形跡はありません。
捜査は運です、不意打ちを突くか逃げられるかですよ。』
所有者はASPCAにこの場所を知られたと気づいたようだ
あわてて逃げ出したらしい

犬には小屋も餌もあるので違法行為には該当しません
捜査は警察と犯人の知恵くらべのようなものです






「ASPCA」 in New YORK

人口:800万 ペット数:500万 警察権限を持つ「動物虐待捜査官」:15名


[1]市内の動物保護団体から応援要請

レストランの中に成犬2匹と数匹の子犬の死体がある
子犬の死因は寒さによる衰弱と餓死と判明
種類は珍島犬(韓国)

犬の飼い主を探し出す レストランの前経営者である

『寒さの中暖房もなしでほったらかしにするとは 信じられない』

二週間後飼い主の女性から電話連絡が入る  
犬は要らないとのこと
身柄確保できるまで犬の死は告げない

飼い主は韓国に帰国準備中 出国していたら逮捕できなかった
1,000ドルの罰金 または懲役1年

保護した犬は里子としての適正を審査し、 
里子にだせるとの判断

里親が決まり幸せになる


[2]ニューヨーク市の寒さの中 外に出しっぱなしの犬がいるとの通報

引越しの準備で一時的に外へ出しているとのこと
家の中に入れられないのならば 
取り合えず犬小屋代わりに車の中へする自由に入れる状態にしておくことをアドバイス

再度訪問したときは急ごしらえの犬小屋設置を確認
この犬は拾った犬で引越し先に連れて行くとのこと
移転先にはちゃんとした小屋を準備すると約束
後日引越し先に確認に行く予定である


[3]ボーイフレンドに飼い犬を強く踏みつけられたので助けて欲しいとの連絡が入る

怒りに駆られたボーイフレンドが犬に暴行した模様
犬は生後6ヵ月のオス 脚が折れている
シーツを担架がわりにして運び出す
これはドメスティックバイオレンス

獣医による診察の結果
骨折のほかにも肝障害が見られ 肝臓も損傷し出血している恐れがある
過去にも暴力を振るわれていないかを診察
『とても痛そうで不安な様子なのにも尻尾を振るなんて健気な子』

彼氏を逮捕 罰金1,000ドルか懲役一年
動物虐待容疑容疑 反省の色なし

犬は一ヶ月後飼い主の待つ家へ帰る
家族も犬も大喜び
今後はその男性との接触を絶つことを約束が条件



[4]チワワの死体があるとアパートの住民から通報

アパートの向かいの住人が犬を放置したまま一週間前に出ていったとのこと

死体を持ち帰り検死することに

容疑者の割り出し

『飼えないならば里子にも出せるのに死んだらゴミ扱い こんな行為は許せない』

検死の結果は餓死 飼い主をつきとめ逮捕!
動物虐待 置き去りにして反省の色なし法の裁きが必要である
罰金1,000ドルか懲役一年


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