和音 Life with terrier dogs

< 新しい記事

新着記事一覧(全1354件)

過去の記事 >

2005年07月22日

恋愛適齢期　Something's gotta give

(4)

テーマ：レンタル映画(818)

カテゴリ：映画・本・展覧会

見る前の印象：　年配男女のラブコメディー（大スターの配役だけがウリ）

映画センスのいい友達の薦めでレンタルしてみると、期待してなかったのに五つ星☆☆☆☆☆

新しい恋人マリン（アマンダ・ピート）と一線を超える下心を持ちつつ、彼女の別荘へお泊り。

そこへ、彼女の母エリカ（ダイアン・キートン）と叔母ゾーイ（フランシス・マクドーマンド）がやって来て鉢合わせ。

気まずい雰囲気の中、ハリーが心臓発作で倒れ別荘で静養する羽目に。

エリカとハリーは二人きりで過ごすうちに次第に心惹かれていく。

エリカは、20歳近く年下のハリーの担当医ジュリアン（キアヌ・リーブス）からも想いを寄せられ、この3人の恋の行方は・・・？　とざっとこのようなストーリー。

エリカはバツイチの成功した劇作家。　この、リッチマンとリッチウーマンの恋愛という設定もいかにもだし、実際あんな年下のイケメンが、ほんとに還暦間近の女性に夢中になる？という有り得なそうな話。

これをあんなに素敵に見せるとは、作る人と演じる人との才能ですね。

主演の3人、過不足ない素晴らしい演技で、文句のつけようがない。　
マトリックスより先にこっちでキアヌを見ていたら、きっと好きになっていました。
キートン、シワはあるけど、とても自然で綺麗。一瞬のヌードは、どうみても40代。
ニコルソンは怪物ぽくて苦手だったけど、ここでの可愛いコミカルな演技は最高。

日本でリメイクするとしたら、誰が演じられるだろうか？

とても上質で後味の良い映画。
リッチで高級なんだけど、一般人が一見さんで入っても気後れさせないサービスを提供してくれるレストランって感じがしました。

とにかく高級レストランは嫌い！って人には面白くないかもしれません。

あと、若い人にはつまらないかもしれませんが、中学生のエヌちゃんは「キアヌとニコルソンが同じ土俵で張り合うのが有り得ない」と言ってましたが、一緒に笑えるところが沢山ありました。

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう