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2007.01.19
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カテゴリ: 読んだ本・音楽

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この本は サレジオ事件 で殺された被害者遺族のその後のノンフィクションだ。

かつて世間を騒がした酒鬼薔薇事件よりずっと前に、同じような事件があった。それがサレジオ事件。

同級生を殺害し、首を切断した。


この本を読んで、今更のごとく思い知らされたこと。
それは、事件は解決しても、遺族の心は解決しないということ。

母は事件後記憶喪失、廃人状態に。
妹は周りから好奇な目にさらされ怯える日々。
兄に代わって自分が死ねばよかったとリストカットを繰り返す。

家族がバラバラに、そして崩壊していく様子がなんとも悲しく、心に刺さってくる。


毎日テレビでニュースを見れば殺人事件や事故が取り上げられ、
人が死んでいく・・・

わたしの中に人の死というものが入っては出ていく。


ちょっと話題になった事件でも、
テレビで取り上げられなくなれば知らぬ間に忘れ去られ、
時がたって、取り上げられれば、
「あ~、そんな事件もあったね」 で片付けられてしまう。

でも、遺族や周りの関係者の中にはずっと事件が生き続けている。

その苦しみや悲しみがすごく伝わってきて、いたたまれなくなる。

加害者の少年は今、弁護士になっているそうだ。そのことが大きく取り上げられているらしい。

この本を読む限り、謝罪もしない、賠償金も払わない。冷酷人間のように書かれている。

実際にそうなのかもしれないし、何か他に理由があるのかもしれない。


ただひとつ言える事は、

人ひとりを殺しただけではない。ということ。


どれだけの人間の人生を狂わせたのか。

人ひとりの命の重みを改めて思い知らされた。



その他のノンフィクション本

心にナイフをしのばせて








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最終更新日  2007.06.07 14:23:25
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