Satchanから自然便り

Satchanから自然便り

2006/07/31
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カテゴリ: 野鳥

Perisoreus canadensis
Corvidae  カラス科
カナダカケス
11.5 inch (29 cm)

Gray Jay
Grand Teton National Park, WYにて
2006.06.20

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 米国北西部ワイオミング州のGrand Teton国立公園へ旅行した際に見ました。ピクニックエリアに着いてすぐに、おっとっとが発見!「Satchan、あれ絶対Gray Jayだから、ちょっと行ってきて!」旅行中ドライブしながら、次へ行く公園で見られそうな鳥について、永遠に説明した甲斐がありました!車内での刷り込みスパルタ教育大成功です。(おっとっと様、ありがとう!)

 ピクニック用のテーブルに落ちた食べ物を狙ってか、5~6羽の群れでやって来て、地面に降りて何かをついばんでは木の枝に戻り・・・を数回繰り返し、そのうち、みんないなくなってしまいました。結局、見るのに夢中になっていて、写真に残っていたのは5枚。

 図鑑を見ると、この子はRocky Mountainタイプで、おでこが真っ白、後頭部が薄いグレー。他にPacificタイプとTaiga*タイプのバリエーションがあります。これらはよく似ていて、後頭部が黒っぽく、おでこがクリーム色。お腹が白っぽいとPacific、灰色っぽいとTaigaとなるようです。と知ると、他のタイプも見てみたいものです。西はカリフォルニア北部から北、オレゴン州・ワシントン州・アイダホ州~ロッキー山脈周辺、東はニューヨーク州以北、それとカナダほぼ全域に分布するようです。

 DCエリアで見られる Blue Jay と比べると、頭の冠羽がないせいか、ぽっちゃりしたかわいらしい印象でした。Gray Jayの方がやや小さめに見えましたが、むしろ、Blue Jayの方が小さいようです。人間に対する警戒心が薄いようで、人の食べ残しはもちろん、お皿から食べ物を持ち去ることすらあるそうです。

*taiga
 寒帯、あるいは北方の涼しく乾燥した森林地帯・針葉樹林帯。北米・ヨーロッパ・アジアの北方に位置する。一般的に、ツンドラ帯の南側、温帯の広葉樹林帯・温帯草地の北側。taigaは、地球上で最も広く分布する生物群系で、5000万エーカー(2000万ヘクタール)の範囲に及ぶ。これは、地球の約17%に及ぶ広さ。taigaは、ロシア語で湿地の松林を意味する言葉。
 寒く、厳しい気候のため、降水量は少なく、生育期間は短い。広い森林地帯に疎らに木が生えたタイプと木陰の多い鬱蒼とした森林タイプの2つに大別される。冬の寒さが厳しいため、動物の種類は比較的少ない。寒い環境に順応した動物もあるが、多くは冬期を避けて温かい気候の地域へ移動したり、冬眠したりする。





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Last updated  2006/11/29 06:47:12 AM
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