Polygonatum pubescens or Smooth Solomon's Seal (Polygonatum biflorum) Lily Family (Liliaceae) ユリ科 お花 0.375~0.5 inches (0.95~1.3 cm) 高さ 1~3 feet (30~90 cm) Native
Great Falls National Park, VA 2006.05.02
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葉腋(葉のつけ根)から緑・クリーム色のお花をベルのようなお花をぶら下げます。Smooth Solomon's Seal (P. biflorum)、Hairy Solomon's Seal (P. pubescens)、Great Solomon's Seal (P. canaliculatum)など、類似種があります。毎年地下茎から新たな芽を出し、古い茎が取れると地下茎に茎の跡が残ります。一般名は、この茎のとれた跡がソロモン王の星形の公印に似ていることに由来します。ソロモンは、旧約聖書「列王記」中、古代イスラエル第三代の王で、賢者のシンボルです。これらのお花は、日本のアマドコロ、ナルコユリなどと同属です。
Smooth Solomon's Seal (P. biflorum)とHairy Solomon's Seal (P. pubescens)はそっくりで、この2種を見分けるポイントは、Hairy Solomon's Seal (P. pubescens)の葉の裏に葉脈に沿って見られる細かい毛で、ルーペなどで拡大してみる必要があるようです。Smooth Solomon's Seal (P. biflorum)には、この細かい毛が見られません。今年(2006年)は、このお花を見る度に、この毛に注目して観察しました。肉眼では毛は見えず、つるつるした感じだったので、Smooth Solomon's Seal (P. biflorum
その後、図鑑を見ていて、Hairy Solomon's Seal (P. pubescens)は花柄からお花が1~2つぶら下がり(1~3とするサイトも有り)、Smooth Solomon's Seal (P. biflorum)は花柄から1~4つ(多い物では10個とする説も)ぶら下がるようです。私が見たものは、どれもお花の数は1~2個だったので、Hairy Solomon's Seal (P. pubescens)と思い始めました。結局、今年もどちらとも判断が付かず、両方の一般名・学名を並記しました。一つ、それらしき毛が写っている写真がありましたので、下記に掲載します。掲載写真に、どちらも混じっているかもしれませんが、ご了承下さい。