Satchanから自然便り

Satchanから自然便り

2007/01/16
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カテゴリ:

Smilax herbacea
Greenbrier Family ( Smilacaceae ) サルトリイバラ科
お花 1/2 inches (1.5 cm)
ツル 3~9 feet (90~270 cm)
Native

Carrion Flower
Turkey Run National Park, VAにて
2006.04.26

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 2006年春、親しくしている公園のスタッフとハイキングへ行き、このお花に出会いました。外来種のGreenbrier ( S. rotundifolia )のお花によく似ていましたがツルに棘がなく、このお花に辿り着きました。名前を知り、Carrion(死肉)ということは・・・と臭いを嗅ぐと、「くっさぁ~!」。ニンニクっぽい香りでした。ん、良い匂い?

 後になってから、雄花と雌花があることを知りました。上の写真は雄花かな。この不快な香りは昆虫たちを誘惑し、中でも Carrion Fly は完全魅了されてしまうらしく、受粉媒介者として大活躍。一般名の由来は、この Carrion Fly にあるそうです。 Carrion Fly は、 Purple Trillium にも誘惑されているようです。

 北米東部には Smilax 属のお花が少なくとも6種見られ、中でもハート型の葉を持つGreenbrier ( S. rotundifolia Sawbrier ( S. glauca ) の棘は弱く、南部・中西部に分布する Bullbrier ( S. bona-nox ) は棘が太く、茎が四角く角張っていて、三角の葉を持つそうです。

 日本では、アスパラガスの味で美味しいらしいシオデ ( S. riparia )
、ニッポニカの学名を持ち、葉の裏が白い タチシオデ ( S. nipponica ) などが見られるようですね。赤い実がかわいいサルトリイバラ ( S. china )も同じ仲間だったとは!日本に居る頃、リース作りに使ったことがあります。

Carrion Flower 02

2006.04.29





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Last updated  2007/01/24 12:52:48 PM
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